【振り返り】オフシーズン後半(1月)について
オフシーズンの振り返り【後半編】です。
シーズン中よりも視野を広げられるのでたくさんの経験、そしてそこから得られる学びがありました。
ちょっと長文になってますが、僕の中では厳選したほうなので許してください笑
ちなみに前半編はこちらです↓
みどりクリニックでのトレーニング
1月は2度みどりクリニックでお世話になりました。
佐藤優、梅津、高橋宏斗といっしょに行った感じです。(トレーニングや理学療法は別時間で行ってます)
メインの課題は次の2つ。
体重移動中の軸脚(右足)の動き
肩肘のコンディショニング
ほとんどの時間を体重移動に使いましたけどね。
軸脚(右足)の外転&外旋で地面を押した結果、勝手に移動が起きる
というイメージを目指しています。
上半身を振った反動や軸脚の内側ひねりなどを使って移動するクセが頭と体に染み込んでいるので、こびりついた汚れをとるように何度も何度もトレーニングすることになりそうです。
投げるとき「腕を振るんじゃなくて振られるように」とよく言われますが、やろうとしてることはそれに似てます。
「骨盤を回そうとするんじゃなくて、勝手に回ってしまうように地面を押す」ってことです。
バイメカや物理の勉強をしながら1つ1つの動きを見ていくと、いかに自分が理に反して動こうとしてるか思い知らされます笑
使えるものは何でも使って使うって考え方が好きです。
重力だって復元力だって、使えるものはなんでも使いたいと思ってます。
外苑前ジムでラプソード測定
すでに記事にしましたが、東京の外苑駅前にある外苑前ジムでピッチングしてきました。
座ったキャッチャーに投げるのはこのオフシーズンではじめてで、しかもハイスピードカメラで撮りながらだったので独特の緊張感がありました。
でもとても楽しかったです。
ジムを運営する伊藤久史さん(@HisashiIt710)ともお話しさせて頂き、データ活用などについてタメになるディベートができたと思ってます。
伊藤さんは普段からデータを見ながら「これってこういうことなんじゃないか?」と仮説を立てて深掘りしていくそうです。
仮説思考なんて言ったりしますが、僕もその思考法が好きですね。
もともとある野球界の常識を壊して、突き抜けた存在へ。
目の前のことにのめり込んでいく素晴らしさを改めて感じられたような気がします。
出身チームへの挨拶
僕が小学生、中学生とお世話になったチーム「北巽ユニオンズ」と「名古屋緑ボーイズ(旧・名古屋緑シャークス)」に挨拶しに行きました。
ここ数年行けてなかったので不安はありましたが、とても温かく迎えて頂きました。
実際に小学生、中学生の練習を見ると、動きの良さやトレーニングメニューに驚くばかり。
トレーニングメニューは僕らがするメニューと差がないんですよ。
気になるところがあるとすれば、1つのメニューに対する集中力や「このメニューであのプレーをより良くするんだ」という気持ちは選手によってバラバラだったように見えました。
「やっている」と「やらされている」ではまったく違います。
たまたまグラウンドにきていた大学生に「どうすれば速い球が投げられますか?」と聞かれました。
野球教室などでもたびたび聞かれる質問ですが、その子のためにと思えば思うほど返答に困ってしまいますね。
困ってしまう1番の理由は「その選手のことをよく知らないから」です。
現在地と目的地がわかってはじめてルート検索できるのと同じ。
現在地のわからない選手に正解(だと思ってること)をただ押し付けるだけじゃダメなんですよね…
くわしく話を聞いてみたら肘に違和感があることがわかったので、肘に負担のかかりづらい動きを少しアドバイスして終わりました。
腕をどのように振ると肘の負担が増えるのか、そしてそれをどう防ぐのか、を伝えた感じです。
その選手の現在地を知るためにどんな質問をすればいいのか、いわゆる「尋ね方」の練習になりました。
ちなみに「どうすれば球が速くなるのか?」は難問です。
150キロを超えるストレートを投げる梅津や優と同じテーマで話し合いましたが、すぐに答えは出ませんでした。
それぞれで思う「正解っぽい」ものはあるんですけどね。
「トレーニングや練習に正解はない」とよく言いますが、反対に「何をやっても正解」とも言える気もします。
仮に180キロのストレートを投げるピッチャーがいて、「俺は野菜しか食べないぜ!」とか発言しちゃったらベジタリアン・アスリートが続出するでしょうね笑
自分が当たり前と思ってることは他の人からすれば当たり前じゃないことがほとんど。
情報過多な時代において、情報を選ぶ力はとても大切です。
でもそれはインプットするときだけじゃないはず。アウトプットするときも「どの情報を伝えるのか」選ぶ力を身に付けていきたいと思ってます。
まとめ:縁パワーは最強
オフシーズン後半、1月を振り返りました。
この記事に書ききれないくらいの学びがあったので、もっと小出しにすれば良かったと後悔してます笑
最近よく思うことがあって、それは【縁】のすごさです。
「縁の下の力持ち」って言葉は多くの人が聞いたことありますよね。
でも僕には「縁」そのものにすごいパワーがあると思えてなりません。
「自分の力なんて全くないんじゃないか」と感じるほど縁の力で僕はここまで来れたからです。
僕が野球を始めたのは兄の影響でした。
そもそも兄が野球を始めたのは近所に野球をしている男の子がいたからだし、僕らがそこに住んでいたのはたまたまその場所に引っ越したからに過ぎません。
両親ともに野球をしたことがないので、そこに引っ越さなければ僕ら兄弟は野球をすることはなかったでしょう。
つまり、野球を始めたのはただの縁です。
縁が縁を呼んで僕をここまで成長させてくれました。
僕は縁の力に気付いてから、勝手に「縁パワー」と呼んでいます。
何かうまくいったとき「自分の力でやり遂げた」と思いたくなりますが、だいたい間違いです。
縁パワーに押されただけ。
このオフシーズンで、たくさんの縁パワーに気付くことができました。
また同時に縁パワーの充電もしました。
多くの人からもらった力を借りて、明日からのキャンプでより良い自分を目指して頑張っていきます。
長文失礼しました。
引き続きよろしくお願いします。
いつも応援ありがとうございます。
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