農水次官の事件を見て、金八先生第5シーズンを思い出した。
元農水次官の父親が長男を殺害した事件。引きこもりの長男は、中学生の時から、引きこもり、そして暴力を父親、母親に振るうようになっていたそうだ。長男は親の期待に応えるために、猛勉強をし、名門中学に入学したが、その後、いじめにあって、学校に行けなくなる。楽しい学校生活も、ほとんどなくなり、溜まったストレスも両親の暴力によって発散している。都内の豪邸に住んでいるが、家では問題を抱えていた。外に出すのが恥ずかしく、家では誰もいないようにしていたそうだ。この事件を知って、あるドラマを思い出した。
「3年B組 金八先生 第5シーズン」
1999年 - 2000年という時代の節目に作られたドラマ。15年たっても機能不全家族や引きこもり、少年犯罪 といったテーマ。もし、興味がある人は見て欲しいです。
この時は、学級崩壊で教師(ラサール石井)がうつ病になっていた。その代わりに金八先生が代わりに授業をやるのだが、なかなかまとまらず、うまくいかないのである。クラスのみんなが、ストレスを溜めており、何かにイラつき、暴力事件が起こる。
私は当時、13歳だったので、まだそこまで思春期ではなかった。ただ、その時は、茨城県の先輩が本当に怖くて、不良がたくさんいたのを覚えている。そして、私の学校では先輩の代であったが、いじめにより自殺事件、シンナーの吸引、そして、学生が教師に暴力は本当は本当にあった。(というより、本当に見た)私の世代で引きもりにあった同級生もいる。つまり、ドラマでやっていたことは本当にあるのである。
当時、私は不良の先輩に衝撃的なことを言われたことがあった。「喧嘩する時は目で殺せ」当時は、あまり意味が分からなかったが、今考えると、何か話したいときは、目で訴えかけろということだと理解している。(笑)実際に、喧嘩はしないが、相手の態度が分からない時は、話さずに、目で訴えていると効果がある。しかし、その時は本気でないとダメである。今は、本当に家族の問題が多く、課題が残っている社会。我々の世代にも、苦しんでいる人はまだたくさんいるはずである。そういう人に、理論とか、理屈とかでは通じないことがある。そんな時、たくさん話すのではなく、よく話を聞いて、目や行動で訴えることをしてみるといいかも知れません。