2025年1~3月の中学入試・高校入試・大学入試国語に出題が予想される独自記述設問と解答!(題材『訂正する力』東浩紀)東大国語・早稲田国語・慶應小論文の対策に最適
2025年1~3月の各種入試(中学入試、高校入試、大学入試)における国語読解への出題が予想される設問と解答を、知る人ぞ知る「ふくしま国語塾」主宰にして著書100万部超の福嶋隆史が一挙掲載します。いずれも、当塾の高校3年生を対象に11,12月に行った授業の課題です。
設問・解答の難易度としては難関大学入試レベルですが、題材となっている『訂正する力』は中学入試(中堅~難関)に出題されてもおかしくない程度の分かりやすい文章で書かれています。もちろん東浩紀氏は哲学者なので内容的には高度な部分もありますが、これは幅広い入試国語に出るはずだと私は踏んでおります。
『訂正する力』は2023年10月刊行。24年初頭の入試に出題するには間に合わなかった(入試問題に出題されるのは前年6月頃までの刊行書籍であるのが普通)。ならば、出題は25年初頭だろうというわけです。
ちなみに『訂正する力』は、中央公論新社主催の2024新書大賞において2位を獲得しています。
さて、それでは早速、福嶋による独自設問と解答を掲載します(解説はほぼありません)。実際に問題を解かなくても、「本を読む→問題を読む→考えてみる→解答を読む」というプロセスだけで勉強になります。なお、『訂正する力』の本文は掲載していませんので、事前に本をご購入ください。
福嶋隆史によるオリジナル設問 9問:
『訂正する力』8ページ「訂正する力は、「リセットする」ことと「ぶれない」ことのあいだでバランスを取る力でもあります」という部分について、
1️⃣これはどういうことか、100字前後で説明せよ。
2️⃣あなたなりの具体例を挙げて、150字前後で説明せよ。『訂正する力』P.56~68(4行目)を読み、次の問いに答えなさい。
1️⃣ポリティカル・コレクトネスと呼ばず、ポリティカル・コレクティングと呼ぶべきだと筆者が考えている理由を100字前後で説明せよ。
2️⃣P.64「動画はいい手段になる」とあるが、なぜそう言えるのか、100字前後で説明せよ。
3️⃣P.67「ルッキズムが前面に出てくる時代でもあります」とあるが、どういう意味か。あなたが知っている具体例を添えながら220字前後で説明せよ。『訂正する力』P.68~77を読み、次の問いに答えなさい。
1️⃣P.74「文化消費のその構造には意外と鈍感になっている」とは、どういうことか。120字前後で説明せよ。『訂正する力』P.116~138を読み、次の問いに答えなさい。
1️⃣自然科学と人文学の共通点と相違点を150字前後で説明せよ。
2️⃣次のニュース記事(NHK)(後述)を読むと、声優らがAIによる声の生成とその利用に危惧を表明していることが分かるが、東浩紀の考えに従えば、それは杞憂だと言える。なぜそう言えるのか、250字前後で説明せよ。『訂正する力』P.80~115を読み、次の問いに答えなさい。
1️⃣この範囲を、300字以内で要約せよ。
福嶋隆史による解答例(設問再掲)
続きの文字数 約2300字のうち約580字は設問再掲の文字数です(解答文字数は約1720字)。
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