#231 プロジェクトデザインにおいて大切なこと
先日、武蔵野大学附属千代田高等学院で「地域巻き込み型プロジェクトをデザインする上で大切にしたいコト」というテーマでゲスト講師をして参りました。
今回の授業は、2部構成。
ペイフォワードカフェの立ち上げストーリーをゆっくりお話させてもらった後、提案プレゼンの話についてレクチャーしました。
ペイフォワードカフェは構成員の想いやパッションに支えられている活動です。
しかし、補助金を得ようとしたり、何らかの賞に応募しようとする際には、随所で客観的なデータを参照していたりします。
なぜなら、人を説得するためです。
客観的なデータは、「この活動が●●に貢献する。そのために助成する価値がある」と相手に説明するためにどうしても必要なんですね。
学生による社会貢献活動は、それだけで共感が得られやすいです。
貴重な青春時代を、地域のため、社会のために使おうとする学生って、それだけで応援したくなりませんか…?
だから、地域の人々の共感は得られるんです。
しかしそれだけではプロジェクトデザインとは言えません。
“学生による”を省いても、通用する活動。
これを徹底的に考え抜く必要があります。
繰り返しになりますが、データを使った説明は重要です。
“提案型プレゼンの型”について紹介した際には、いくつかのデータを紹介し、それを元に皆さんならどんな仮説を立てるか?というワークを実施しました。
仮説に基づいた地域課題を設定し、それを解決するため、想いの込めたプロジェクトを立案する。
この流れを掴んでもらえれば、との思いで実施。果たして皆さんに届いただろうか…?
最後に、あえて、考えないでやることの重要性についてお伝えし、授業は終了。
自分自身、やや難しいテーマでの授業依頼でしたが、準備の過程で自身の振り返りにもなり、大変有意義な機会となりました。
改めて、ありがとうございました!!