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#248 スタンディを卒業します(2/5) 〜新米ベンチャーマネージャー〜


新米ベンチャーマネージャー

『緊急事態』から、僕のスタンディでのキャリアはスタートしました。

当時の首相、安倍総理大臣は、2020年4月7日に首都圏の7都府県に緊急事態宣言を行い、4月16日に対象を全国に拡大しました。

2020年4月1日に入社した自分。案の定、パニックです。

急成長するスタートアップ・ベンチャーに、”業務の引き継ぎ”は、ほとんどありません

まして、「緊急時対応マニュアル」も、前任者の名前が掲載されたままの、型に沿った定型的なものです。

加えて、新型コロナ対応は、世界各国が初めて直面する、いわば未曾有の災害との闘いです。

事業所でコロナが発生しようものなら、たちまち夕方のニュース行き。

そして、事業所は勿論停止。

張り切って入社した分、人一倍、責任感を抱いていました。

毎日が不安で仕方ありませんでしたが、マネージャーが不安そうだとチームも不安になる…

とにかく、どんな時でも笑顔の仮面を被り続けておりました。

入社直後3ヶ月は、コロナとどう向き合うかを昼夜問わず考えていた気がします。

一方で、困難な道とは思っていましたが、入社0ヶ月にしてこれはないだろ…という気持ちもありました。。笑

程なくして、マネージャーの視座に慣れていきます。

数字意識もだんだん身につき、PDCAサイクルを回し続ける思考回路が根付き始めます。

事業所の長所も短所も、スタッフの個性もわかってくる。

だんだん面白くなってきたぞ、という頃。半年経った頃ですね。


事業所の数字が右肩下がりに下降していきます。


これはおかしいぞと、いつものように行動をPDCAに落とし込みます。

しかし、どれだけDoを重ねても、結果に反映されない。


おかしいぞ??
周りのマネージャーに相談し、その通りやってみる。


おかしいぞ???
まるで現状維持どころか、下がり続ける。


“手を尽くした”と自分で思ってしまった。


この時、体調不良に陥ります。


これをきっかけに、朝食はバナナとヨーグルトしか食べられなくなります。笑


朝、体が固形物を受けつけなくなりました。笑笑
いまだにこの後遺症に悩まされ続けています。。。


結論からいうと、数字についてはV字を描くことなく、低空飛行で次のマネージャーにバトンを渡すことになります。


今では、必要最低限は維持できたと自分を鼓舞することができますが、悔しくないと言ったら嘘になります。


バトンを託した後輩には、ぜひ、自分以上の成果を残し、事業所マネージャーとして経営課題にコミットしてほしいと思っています。

当時の自分には、できなかったことです。

覚悟していたことではあるものの、自分にとって”マネジメント”は気苦労が多いものでした。


…ここまで、全然良い話が出てこないですね(笑)

過去を回顧すると、実力不足に起因する、至らなさばかりが思い起こされます。

あまりにも若すぎたー。色々ごめんなさいって感じです。。



それでも、

自身がマネージャー時代に導入したトーキングオブジェクトが、今でも使用されていたこと。

支援会議が当時以上に活発だったことなど、ただただ”にこりほっと”でした。

また、緊急事態宣言中の対応を評価いただき、県内の事業所向けに事例提供を行うこともありました。

先日、事業所を離れて1年経つというのに、送別会を開いてもらい。
なんて有難いと、シンプルに感じました。

引用:ベンチャーマネージャーのマニュアル


たった2年のマネージャーでしたが、自分は特に上記のマインドセットで仕事に臨んでおりました。

与えること。



見返りを求めないマインドは、時として精神的に自己を苦しめます。

しかし、最後の最後に、スタッフの皆さんが。1年越しの伏線回収をしてくれたように感じます。(泣)

ありがとう。


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