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醸造長の体調不良について

「福繁食品麦酒醸造部」というクラフトビールメーカーです。香川県東かがわ市で女性醸造家ひとりでビール醸造しています。コンセプトは「楽しい時間を盛り上げるビール」「ビールが苦手な方にも飲んでいただきやすい入口のビール」です。

2018年に醸造を開始した福繁食品、今年で4度目の夏を迎えました。夏といえばビールの季節ですが、醸造長にとっては「うつ」の季節でもあります。

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飲食店運営時代から、何度か「体調不良でお休みします」というお知らせをすることがありました。その度にお客様にご迷惑をおかけしてきましたが、皆様温かく見守ってくださいました。お心遣いのお声をいただくなど、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいでございます。

そのお知らせのほとんどは「うつ」によるものでした。醸造開始した2018年、醸造長は会社員時代には経験したことのない「行き詰まり感」を感じておりました。以前から薄々「ADHD傾向があるな」という自覚があり、その対策のためにクリニックを訪れると、「それよりうつ症状の解決が先」と言われました。

すべての業務をひとりで回す中、知らぬ間に心身は疲弊していたようです。ADHD傾向による混乱がベースにあり、自分の取説が整備されぬまま走り続け、心と体が警告を発したのでした。

お客様にご迷惑をかけるたびに、焦る気持ちで苦しくなります。しかし無闇に無理をすると後でより不調になる。事業を継続するためにも、誰かをビールで幸せにするためにも、まず醸造長自身が健やかである必要があるなと思います。

ADHDもうつも、当事者でありながらまだまだ攻略法が掴めたとはいえません。ただ4年で季節リズムがわかってきました。醸造長の場合、梅雨に入る頃から不調傾向が強まり、夏の間それが続きます。気温が下がる時期は少し持ち直します。今年は冬時期にたくさん仕込んでストックを作るようにしました。

不調とともに4年、少しずつ心身との付き合い方を学びながら、醸造長なりのペースで事業を続けるしかないなと、やっと思えるようになりました。うつ症状が緩和しても、ADHD傾向な自分との付き合いは続きます。「自分の取説」整備も取り組んでいかないといけない課題です。

福繁食品は、今までも、これからも、時々立ち止まり休憩しながらゆっくり進んで参りたいと思います。皆さまには引き続き、温かく見守っていただければ幸いです。またビールを含むアルコールは、心身が健やかでないと楽しめないものです。ビールを楽しむためにも!どうか皆様も健やかでお過ごしください。


文責:広報担当


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