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【ほぼ手当】福祉・介護の仕事のお金事情

こんにちは
現在福祉の現場から転職しようと盛り盛り頑張っているぼくです。

さて、今日は給料について、特に手当のお話します。

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これにつられて高収入だと思って就職するのはかなりヤバいです。

福祉・介護の仕事の給与内約

ぼくがもらっている給与の内容はざっとこんな感じです。


基本給
特殊業務手当
扶養手当
役職手当
住宅手当
通勤手当
資格手当
超過勤務手当
宿直手当
夜勤手当
ケース手当
特定処遇改善

合計して30万を超えます。
手取りにして25万と言ったところでしょうか。
それでは、上記の項目とはどんなものか見ていきましょう。

基本給

基本給とは基本賃金のことでベースとなる給料のことです。
つまり、交通費などの手当は含まない数字です。
求人情報を見る際は注意しましょう。

ぼくの基本給は20万くらいです。
察しの良い方はすでにお気づきかと思いますが、30万もらってて、基本給が20万・・・ということは、

ほぼ手当じゃん!!!!

そうです。
ベース賃金めっちゃ低いです。
まぁ、この業界では20万円もしかしたらいい方なのかもしれませんが。

特殊業務手当

これ、保育士など福祉の現場で仕事している人によくついているのですが、基本給の数%が上乗せされます。
これ、なんの手当なのかめちゃくちゃあいまいで、ぼくも調べてのですが、よくわかりませんでした。

ちなみに、昔勤めていたところでは、7時間分を特殊業務手当として付けているため、みなし残業として扱われ、毎月何かしら7時間以上は残業しなくてはなりませんでした。

その職場の先輩から聞いた話だと、特殊業務手当とは福祉や介護、保育の現場は「あ、5時だ、帰ろ」ってなれないことが多いですよね。しかし、1時間とか30分とかのレベルではないので、毎回の小さな積み重ねを特殊業務手当として支払っていると聞きました。

法人によっては5%くらいのところもあれば、10%のところもあり、これは各法人が決めていて、何%渡さなきゃいけないってことはないようです。

扶養手当

扶養手当は扶養義務のある家族の分もらえる手当です。
ぼくは妻が扶養を外れて正社員で働いているので子ども2人分を支給されています。
支給額は会社の規模によって違う傾向にあるようです。
つまり、大きいな会社にいた方がたくさんもらえる傾向にあるということです。

役職手当

ぼくは主任という役職がついています。
ちなみに、月に支給される額は15,000円です。
ぼくはなるべく仕事の時間内にすべてを終わらせるように仕事を設計し、余計な仕事はしないようにしているので15,000円はまぁいい方だと考えています。
しかし、周りに「主任手当15,000円だよ」というと
「え、少な!絶対なりたくない」
と言われます。

確かに、効率の悪い人だと、主任としての仕事で月に残業時間出してもらったほうがいいくらいの仕事量になるかもしれません。
さらに、責任までのしかかってくるので、いいとは言えないかもですね。

住宅手当

住宅手当は賃貸住宅の場合、いくらまでの家賃ならいくらという会社の基準があり、それに応じて支給される手当です。

ぼくの場合、持ち家ですが、手当として4000円弱出ています。
まぁ、無いより良いですが。

通勤手当

これも一般的な通勤手当と同じです。
自宅から会社までの最短距離をガソリン価格の相場で割って出す金額みたいなイメージです。

資格手当

ぼくは保育士として働いているので月に5000円支給されています。
その他、介護福祉士、社会福祉士など持っている資格によって支給額は変わります。

超過勤務手当

はい、やっても基本出ません。
時間外の会議や上司の命令がある残業だけです。
ちなみに、会議の書記とかになると最悪ですよ。
早く出せって言われるのに、その作成時間は無給です。

宿直手当

ぼくが勤めている施設は重症心身障害の施設で24時間ドクターが常駐しています。
夜間の救急対応などで、ドクター以外に1人当直として泊まっています。
ちなみにスケジュール的には、
遅番(10:00~19:00)宿直(19:00~7:00)早番(7:00~16:00)
あ、ちなみにこれで2勤務分です。。。
手当は1回4000円くらいです。
夜間、救急車呼んだり、台風で雨漏りとかした日にはめっちゃ大変ですよ。
全然寝れずに次の日朝から仕事ですからね。

夜勤手当

ぼくが勤めているところでは準夜勤(16:30~1:00)深夜勤(1:00~10:00)の二つの勤務があります。
月に7回程度の夜勤があり、手当のうちもっとも大きく占めるのがこの夜勤手当です。
月に4万程度がこれになります。
つまり、これを当てにしていると大変なことになります。
異動で通所へなんて言われた日には毎月4万円の減額です。

ケース手当

介護・福祉の現場で働いている人たちにはそれぞれ利用者にケース担当などという名前で担当が決められていることがあります。
ぼくの勤めている会社では、一人につき1000円/月支給されています。

これが最も負担の大きい仕事です。
ケース担当の利用者の衣類の整理、管理、毎月の支援計画の評価見直し、家族との連絡、外出の起案などなど。
ちなみに毎月の支援計画の評価の提出期限が遅れると支給されません。
支給されなくても作成はするし、衣類の管理や家族との連絡は当然果たします。
1000円あげるからやってほしいくらいです。

特殊業務改善

特定処遇改善加算は、技能・経験のある、勤続年数の長い介護職員の処遇改善を目的としています。
加算分の配分については事業所の裁量が認められています。
これは、基本的には10年以上勤続している介護福祉士の給与を月に8万円上乗せするための制度ですが、事業所によってその支給の仕方は変わります。

ちなみにぼくは保育士ですし、勤続は7年ですが9,000円もらっています。
まぁ、ラッキーですよね。

福祉・介護の仕事をする人にとって手当とは

見てわかる通り大きな支えです。
しかし、あくまでも「手当」です。
基本給が上がらない限り年収が大きく上がっていくことはありませんし、生涯年収にしてみたら退職金や賞与が良いところの方がいいのかもしれません。
今日はぼくがもらっている手当についての解説でした。

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