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【イベントレポ】オーダーグッズビジネスショー クリエイターゾーン出展の感想*意外編

OGBS2021 「オーダーグッズビジネスショー」(以下、OGBSと表記)に先週、参加いたしました。

印章・スタンプ、ウェアプリント、文具、印刷、DPEレーザー加工等の関連の催事内。

最新機器や各種製品や素材など、華やかな企業ブースが並ぶ会場の一角に、「クリエイターゾーン」があり、個人クリエイターのブースがあり、そちらに出展。

企業様メインの展示会場で、個人クリエイターにも門戸を開いてくださってるのは非常にありがたいです。

普段なかなか出会いにくい方々とお話できる貴重で楽しい機会でした。

お会いした皆様や関係者の皆様、本当にありがとうございました。

今後連絡を取らせていただけそうな件もありました。さっそく具体的な案件のお話が来たクリエイターさんもいるそうです。

企業ブースでも様々な有益な情報を得られましたし、他の出展クリエイターさんともお話できる時間がありました。

クリエイター側の共通認識(全員とはお話できてないので一部の見解ですが)も多少見えてきたので、まとめておきたいと思います。

*個別の商談については書けないこともあり、主に商談以外についての記述です。実際には良い商談もありました、念のため。

【クリエイターゾーン出展の感想 意外だった点を中心に】

・配布物を受け取ってもらうにも工夫が必要⁉︎

OGBSのクリエイターゾーンだけを沢山集めたような別の展示会にも参加経験があります。
「クリエイターの見本市」であることが来場者に充分に伝わっていれば、配布物(チラシ、パンフレット、リーフレット)だけなら貰っておこう、という方が多めです。

今回のOGBSでは、他の展示会に比べて資料を貰わない人が多い、相当積極的に手渡さないと受け取ってもらえないようにクリエイター側としては感じました。

個人的には、せっかくの機会だからと頑張って手渡してましたが、座っているだけでは、資料は全く減らない状態でした。

企業系の展示会では、社を代表して来場した人がひとまず配布資料を集めて、社内で検討します、というのが一般的ではないでしょうか。

資料を貰わない理由はいくつか考えられて、「弊社では個人クリエイターに仕事を発注しないから必要ない」のであれば仕方ないのですが。
別の理由もありそうです。
その理由とは…⁉︎

・そもそも、クリエイターゾーンが何なのか、分からない⁉︎

まさかと思われるかも知れませんが、実際に「この辺りのブースはなんですか?」「どういう主旨なんですか?」というご質問を、かなりいろんな方から受けました。

「個人クリエイターのブースです。企業からイラストやデザインの仕事を受けたい人や、自作のキャラクターのライセンス契約先を探してる人等です。」といった説明をしましたが。

シビアに言えば、ここは商談の為の場です。

クリエイターゾーンってなあに?分からないから、そこにいる人(=私)に聞いてみた的な会話よりは、個別のお仕事や作品の話に時間を使いたいように感じました。(悪気がないのは分かりましたし、いろんな人とお話できて楽しかったのはありますが。)

もちろん、ちょっとした会話から仕事に繋がることはゼロではないし、商談でなくても会話から学べることもある…とは思いつつ、同様のご質問が多すぎて驚きました。

さらに、クリエイターゾーンとは、の次にも、別の意外なご質問もありました。

・個人クリエイターへの仕事の頼み方が分からない⁉︎

たしかに、対企業のお仕事メインの会社さんも多そうですよね。
それ故にか、「個人に仕事を頼む場合、具体的にはどうするの?」「複数のクリエイターに頼む場合、窓口は別々なの?」「普通は幾らくらいなの」というご質問も少なからずありました。

「仕事を発注する場合は、事前に依頼内容、使用範囲、金額、納期などを相談して、折り合えば正式発注」

「イラストの金額は通常は案件ごと、規定の使用範囲内の使用料金。ギャランティを払ったら自由になんでも使える訳ではない。使用範囲は事前に要確認。」

「イラストの金額は一概には言えない。使用範囲や使用期限、グッズなら製造数量など諸条件や人により異なるから。」

「グッズの場合、イラスト(またはデザイン)費は事前に決めた金額の場合と、ロイヤリティー方式の場合もある」
といったお話をそれぞれ複数人としました。

「私に」仕事を発注する為のご質問なら、嬉々としてお応えしますが、多かったのが、「普通はどうなの?」「参考までに知りたいんだけど〜」というトーンでした。
仕事発注についての詳しい説明はもちろんできますが。

(得意な方だと思うので、説明記事を書くお仕事等ならむしろ大歓迎です。笑)

ひと通りお話しても、そこから商談に繋がることは、まず、なかったです。
(商談をされる方は一般論のレクチャーは求めず、最初から具体的なお話に入ってました。)

他の出展者さんとも話したところ同様だった人もいるようです。
「個人クリエイターへの仕事の発注方法」のような全体に共通する内容は、イベント主催側のパンフレットやサイト等に載せていただくとか、講演会に内容を盛り込む等で、周知した方が良いのでは、と出展者数名の間では意見が一致しました。

まとめますと、
・クリエイターゾーンが何なのか伝わっていない
・個人クリエイターだと分かっても、仕事の発注の仕方が分からない
・クリエイターは具体的な商談が目的だが、来場側は「たとえば個人に仕事をお願いするとしたら、どうすればいいの?」と一般論を尋ねる人も多い
という感じです。

もちろん、全員が上記の質問をした訳ではなく、具体的なお話やお問い合わせもあったので、良い場を提供していただいたと感謝しております。

もう一歩、「クリエイターゾーン」全体としての説明があり、相互に理解が進んだ状態からお話できれば更にありがたいかな、と思いました。

そんなことは分かってますよ、クリエイターさんと商談しましたよ、というご来場者様には余計なお話かも知れませんが。
「ここは何なの?」「個人に仕事って頼めるの?」等のご質問も現実に多々あったので、記録まで。

全体的には、勉強になる楽しい場で、関係者の皆様にも良くしていただき、ぜひまたの機会があれば出展させていただきたいと思っております。
ありがとうございました!

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