お家検討中④検討したメーカーさんたち
さて、『建物予算1500万円!できれば断熱性能がいいところ!』という、なかなかに無謀な条件で家探しをはじめた私たち。
そんな中でかなり役に立ったのが
毎度おなじみ住宅四天王エースさんのこちらの表↓
この中で言うと、我々が求めるスペックは『性能特化系』。
価格的に言うと『バランス重視』や『コストパフォーマンス重視』も検討したい…
(少なくともハイブランド系はないな、と)
とはいえまずは『性能特化系』の価格がどれくらいなのか、調査してみよう!ということになり住宅展示場に潜入した(笑)
性能特化系メーカー(土屋ホーム、パナソニックホームズ、セキスイハイム、トヨタホーム)
1)土屋ホーム
さて、一番最初に興味を持ったのが『土屋ホーム』という北海道が本社のハウスメーカー。北海道本社というだけあり、断熱性能には自信があるらしい!
現在、断熱等級は1~7までの段階があり、上に行くほど良い。
4以上の基準が国によって義務付けられているが、
なんと土屋ホームは断熱等級7!!最高等級!
…というところに惹かれいざ見学へ。
住宅展示場はなかったのでいわゆる『完成現場見学会』という、完成したおうちを施主さんが入居する前に見せてもらうというイベントに行くことに。
結論。
とても暖かかった!!とても、エアコン2台(しかも設定温度は16度とか)しかつけていないのが信じられないくらいあたたかい。
広さは33坪程度、4LDKなので我々が建てたい大きさに近い。
1階に1台、2階に2台で信じられないほどあたたかい。
2月上旬の夜はマイナスになる時期なのにあたたかい。
私と妻はお互い、アパート暮らしか古い実家暮らししかしたことがない。
古い家だと、やはりエアコンや床暖を付けている部屋はあたたかくても廊下やトイレが極寒。そんな経験しかしてこなかったものだから、
最近のお家の性能に大いに感動した。
ただ…1点気になったのが、乾燥がすごいこと。
一応、1台加湿器は炊いてあったのだが、滞在時間2時間弱で喉がカラカラになるほど。
家族揃って喉が弱い方だし、いくらあたたかくても乾燥はやはり冬の風邪対策としてどうなのか…。
営業さんも、
『いい加湿器を買った方がいいです』と言っていた。
もちろん、断熱気密性が高く、エアコン暖房をつけていれば仕方ないのだろうが。
そして価格。
これだけの性能のメーカー、価格ももちろんそれなりである。
30坪程度のお家で、建物価格3,000万円前後~。
規格住宅という、間取りがある程度決まっているお家だと200万程度安くなるらしいが、総予算3,000万円で考えている我々には…。
だが、『最近のおうち、すごい!!』という発見があったので素晴らしい体験をさせてもらったメーカーさんであった。
2)パナソニックホームズ、トヨタホーム
一軒家は、主に『木造』で作るメーカーと『鉄骨』で作るメーカーに大きく分かれる。
木造系の方が数としては多いが、鉄骨系メーカーも何社かある。
我々がその中で見たのは『パナソニックホームズ』さんと『トヨタホーム』さん。
特徴としては、やはり住宅四天王エースさんの動画を見た方が早いと思うが、
・長持ち(60年以上の保障がある場合も)
・災害に強い
・施工ミスが少ない(工場で家の大部分を作ってしまうため)
・大空間の間取りがとれる
などがある。
トヨタホームさんで動画を見せてもらったが、家の大枠がたったの半日程度で完成する様子はやはり感動するものがあった。
上記2社も『規格住宅』という間取りが決まっている分お安くできますよ、というプランはあるものの、絶対にここがいい!!とはならず。
(…というか、そもそも規格住宅以外はかなりお高めな値段設定なので、あ、我々は客層に合っていないんだろうな…と肌で感じた。ちょっと雰囲気違うかも、と思ったのが撤退した大きな理由である。高級感と性能を求める方にはおすすめ。)
3)セキスイハイム
セキスイハイムさんは、近くに建売住宅があったので興味を持ったメーカー。
鉄骨メインだが木造もやっているよ、と。
やっぱり性能には自信がありますよ!というメーカーである。
セキスイハイムさんの建売は、お庭や照明の工事まで完了していて、
表示価格+ローン関係等の手続き費用
で購入できますよ!というのが分かりやすく良いポイント。
実際に見学させてもらったが、30~33坪程度で子育て世帯には嬉しい間取りや機能は一通りついている感じ(食洗器やリビング横のちょっとした和室、収納が多い、太陽光発電付きなど)。
エアコン2台で心地よいあたたかさ。
(やはり乾燥は多少気になるが)
建売だと、正直間取りやインテリアにそんなにこだわりのない我々にとっては
『細かいこと決めなくてもいい』というのが非常に嬉しいポイント。
いいね!!と思ったがやはりひっかかってくるのがお値段(まあ、そうですよね)
家の近くに建っていた某建売系メーカーさんの建物が大体2,500万円~3,000万円、諸費用込みでぎり予算内か!?というところに対し、
セキスイハイムさんは最低価格で3,500万円~。
これでも、たぶん地方だからこの価格である。
もっと都会に行けば平気で+1,000万くらいは行きそうである。
頭金をもうすこし入れれば、頑張って買えないことはないが、
立地がそこまで『絶対にここがいい!!』とはならなかったこと
(悪くはないし、そこそこ便利なところではあったが)
建物自体も、頭金をもっと出してまで絶対に欲しい!!とならなかったことが撤退の要因である。
正直、あと300万くらい安かったらちょっと考えたかもしれない(笑)
そんなこんなで、
なかなか『ここだ!』というメーカーが見つからない我々。
正直、『性能特化』の家を見た印象としては
『どこでも、冬はあたたかい!!』という感想である。
我々が二人とも、最近の家に住んだことがないからかもしれないが。
もしかすると、我々が求める『性能』って、現代ではバランス重視型とよばれるメーカーでもある程度叶うのでは?
そう思い始めた。
性能を重視するには、正直予算が足りないのでは…ということもあり。
次回、『バランス重視型メーカーの検討』に続く。