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「日本再興戦略」を読んで 7 マスメディアの罪

マスメディアは昔の考え方を破壊していきました。


例えば「結婚式を挙げないと不安」という雰囲気をゼクシィなどのメディアがつくっていきました。
婚約指輪(婚約指輪の慣習が定着したのは昭和30年代半ば以降と言われています)も似たような話です。給料の3か月分もかけて指輪を買わないといけない理由はないのに、それが幸福であると勘違いする人を生み出してしまいました。

よくディズニーランド(ウォルトディズニー社が運営する遊園地)に行くことが幸せと言う人がいますが、理由を聞くと「ディズニーが好きだから」と返ってきます。
これは信仰に近い考え方なのです。いつの間にか自分の中に価値観がインストールされていることに気付いていません。

特に日本人はマスメディアに植え付けられた「普通」という概念にとらわれすぎです。全ての事を普通で片づけます。普通が一番だと思っていることが一番の間違いなのです。
普通は多くの場合、最適解ではありません。
変化の多い場合、足かせになります。

ただし、さすがに最近は広告が急速に力を失ってきています。
今後は企業のマーケティングも、地方のキー局への出稿を増やしたり、地方のユーチューバーを増やしたりといった戦略にシフトしていくはずです。
それを、AKB48を皮切りに他に先んじてやっている秋元康さん(AKBグループ、乃木坂、欅坂のプロデューサー)は先見の明があったと思います。

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