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大背美流れの縁
1878年12月24日、太地浦沖で大きな海難事故が起きた。 それは「大背美流れ(おせみながれ)」と呼ばれ、後世にまで語り継がれている。 その時の生存者八名と、犠牲者三名が、伊豆諸島の神津島に流れ着いたということは、太地町でも知られていたが、実際にどこに流れ着いたかは、太地町の資料ではわからなかった……。 現地の方に問い合わせた結果、古い資料から前浜という場所だということがわかり、その場所から熊野を見てみたいと思い旅をして、その旅の途中で見た景色やわかったことをまとめてみた。 BGM:「梁塵秘抄」榎本有夏(http://blog.livedoor.jp/enomotoyouka/)