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学生心理

こんにちは。
スポーツメンタルコーチの福岡正一です。

11月2日(土)、明治神宮大会出場を賭けた第31回全九州大学野球選手権大会の視察に、みずほPayPayドームを訪れました。

この日観戦したのは、1試合目が母校・東海大学九州キャンパスと福岡大学の対戦、2試合目が久留米工業大学と九州産業大学のカードです。

1試合目は、均衡が破れない展開が続く中、福岡大学が徹底した流し打ちを見せ、東海大学九州キャンパスの廣池投手をじわじわと苦しめる試合運びが印象的でした。

廣池投手は千葉ロッテマリーンズからドラフト5位指名を受けた投手で、「球が速い」というイメージが先行しがちです。それに加えて、みずほPayPayドームという大舞台の影響で、力が入りやすくなる選手も多いでしょう。福岡大学の監督が逆方向への打撃を指示した意図は定かではありませんが、その意図を感じさせる展開でした。

この日の廣池投手は、特にベルトから下の球がホームベース上で流れていくような印象がありました。そのため、打者には横から見る球速よりも打席で遅く感じられたのではないでしょうか。福岡大学の打者たちは逆方向を狙い続け、相手投手を苦しめ、冷静な打撃で流れを作ったと思います。学生の心理をうまく利用した采配と捉えていますが、皆さんはどう感じるでしょうか?

続いての試合、久留米工業大学対九州産業大学では、1回表に久留米工業大学が3点を先制し、それが決勝点となりました。先頭打者が相手エラーで出塁し、連打が続きましたが、途中には走塁ミスも。にもかかわらずタイムリーが出て得点するなど、久留米工業大学らしい明るいチームカラーが功を奏した場面だったと思います。

試合は9回までエラーや四球でランナーを出すも、無失点で切り抜ける粘りの展開。九州産業大学にとっては、流れを掴みにくい試合だったことでしょう。一方、久留米工業大学は主要な選手を投打に配置し、「何があってもやるべきことをやろう」という強い意志で流れを引き寄せた印象でした。

福岡大学が神宮での活躍を見せることを期待しています。

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