フロレアナ島②｜ガラパゴス旅日記

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ミッチさんが、岸壁の小屋に立てかけてあった自転車に飛び乗ってどこかに出かけていった。ほどなく、彼は、１台のピックアップトラックと運転手をチャーターしてきた。こんな軽業ができるのは、やはりエクアドルでスペイン語を母語として生まれ育ったからである。誰とでもすぐにアミーゴ（友だち）になれないとここではやっていけないのだ。

私たちはそのピックアップトラックに乗せてもらった。ガイドのチャピさんとミッチさんは荷台に座った。一本道をしばらく走る。両側は耕作地として開かれた平地になっているが、この季節、作物は植わっていない。