レオン・ドルミード
高速ボートは波しぶきを上げながら青い海を進んでいった。右手には、サン・クリストバル島の島影が続いている。この島はガラパゴス諸島の中で一番初めに海底からせり出し、その後のプレート運動によって一番東に押し出された島だ。つまりガラパゴス諸島の中で一番歴史が古い。約500万-600万年前にはもう島はできていた。なので、ガラパゴス諸島の中で一番生物相が濃い。かつて火山として鋭いかたちだったはずの山は、すっかり丸い丘陵となって深い緑に覆われている。かつては溶岩流が作り出した荒々しい崖だったはずの海岸線は、今では穏やかな波がうちよせる白い砂浜となっている。
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【写真撮影】阿部雄介
*地図はジオカタログ社製世界地図データRaumkarte(ラウムカルテ)を使用して編集・調製しました。
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ガラパゴス諸島を探検したダーウィンの航路を忠実にたどる旅をしたい、という私の生涯の夢がついに実現しました。実際に行ってみると、ガラパゴスは…
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