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お受験・幼児教育の心臓の能力!非認知能力とは?

「非認知能力」という言葉。
小学校受験や将来の学びに向けて大変注目されていますが、どんな能力かご存知でしょうか?
幼少期の非認知能力の育成は、成績や勉強だけではなく、子供が「自分で考え行動できる」力を養うためにも最も大切といえる要素のひとつです。
今回は、非認知能力の基礎と、ご家庭でできる育て方の基礎編について解説します。


非認知能力とは?

「非認知能力」とは、IQやテストの点数などで測れる「認知能力」とは異なり、目に見えない形でその人の行動や人格に影響を与える力のことです。
ノーベル経済学賞受賞者であるアメリカのジェームズ・ヘックマン教授は、「社会的成功には非認知能力も不可欠である」と主張しています。
非認知能力には、たとえば、「自己コントロール」「コミュニケーション能力」「共感力」「前向きさ」などが含まれます。
これらの力は一見、直接的に成績に関係なさそうですが、実は小学校受験でも重視され、さらに社会での成功や人間関係にも大きな影響を与えます。

非認知能力が幼少期に重要な理由

幼少期は、脳が急速に発達する大切な時期です。
この時期に、子どもが他者と関わりながら非認知能力を育むことが、長い目で見てその後の成長に役立つとされています。
特に、協調性や自己肯定感、前向きな考え方は、将来の勉強や仕事、人間関係に大きな影響を与えると考えられています。
また、非認知能力はテストや数値では測りづらいものの、繰り返し練習しながら身につけることができるため、ご家庭でのアプローチが非常に効果的です。
私の見てきたお子様でも、ご家庭の普段の接し方によって各段に非認知能力が向上した例がいくつもあります!

ご家庭でできる非認知能力の育て方

  1. 自主性を育む機会を増やす
    例えば、簡単な家事のお手伝いを頼んだり、自分のことを自分でできるようにサポートすることで、自己効力感や達成感を育むことができます。「自分でやってみる」という体験が、少しずつ自信へとつながり、非認知能力の基礎となります。

  2. 試行錯誤を見守る
    子どもが何かを失敗してしまったとき、「次はどうしたら良いかな?」と一緒に考えることで、考える力や忍耐力を養います。失敗から学ぶ経験を通して、子どもは自分で工夫することの大切さや粘り強さを学んでいきます。

  3. 感情表現をサポートする
    怒ったり泣いたりする場面も、実は非認知能力を育てるチャンスです。子どもが自分の感情を表現し、それを親が受け止めてあげることで、共感力や他者を思いやる気持ちが育まれます。感情のコントロールは将来の社会性にもつながります。

おわりに

非認知能力は、お子様が「自分がどう考えて・感じているか考えて表現をすること」と「他人がどう思っているか考えること」で培われる能力です。
そのような内容を引き出してあげる会話を、お子様とたくさんしてあげてください。
非認知能力は、目には見えにくいものですが、その力が子どもの未来を支える大切な土台です。
幼少期から少しずつ育んでいくことで、自己肯定感が高く、自ら考え行動できる子どもに成長していくでしょう。

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