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小論文・レポート「テーマは簡単な方がいい理由」他7つのコツをご紹介

こちらは有料記事となっております。(4217字)

課題やテーマが決めたれた小論文やレポートでは自分で「書く内容」を決めることが出来ません。しかし、テーマが「自由」なものであれば、自分の得意分野を軸に文章を書くことが出来ます。「どんなテーマでレポートを書こうか」「小論文を書いたらいいか」悩んだ際には「自分の強み」を利用するこれが一番です。自分が常日頃から興味・関心を持っていることについてならば、ある程度、内容の濃い文章を書くことが出来るはずです。興味・関心のジャンルは好きなものであれば、必ずしも環境問題や社会問題である必要はありません。「好きこそものの上手なれ」昔からこう言われるように「難しいな」「興味がないけど・・・」と思ってテーマの素材を探すよりは「好き」を味方にする方がいいと思います。

【テーマは簡単な方がいい理由】ついつい見栄えのために、難しいテーマを選びがちですが、これは間違いです。テーマは日常生活の中で見つけた些細な「気付き」「発見」「疑問」から生まれたもので、簡単なもので構いません。テーマばかりが立派で内容がすかすか、文章表現や語彙も乏しい・・・このようなレポートや小論文と、テーマは簡単ではあるが内容や構成はしっかりしていて、文章力があることが一目で分かるもの、このどちらがよりいい印象、評価を得られるかは言うまでもありません。せっかく一生懸命に時間と労力を費やし書くレポート・小論文ですから、テーマには思いや愛を込めれるものを選んでほしいと思います。

【文章は自分の言葉で】最近はネットで調べれば、様々な文章、論文を見つけることが出来ます。それらを「参考」にするのは構いません。それは書籍を参考にするのと同じことです。しかし、見つけたレポートや論文をそのままコピペしたり、一部をそのまま抜き取り自分の文章としてしまうことは絶対に止めましょう。私が大学生だった頃、レポートの成績はいつでも大体、最高評価「S」でした。これは自慢のために出した話ではなく、ある教授と話した際に「皆、同じサイトから文を拾ってきて提出しているから、最後まで読むレポートは少ない」と言っていました。教授曰く、どこかで拾い、そのままレポートにしてしまうようなものは散々見飽きているし、直に見破れるとのことです。一方、多少つたない文章であっても「自分の言葉で書いている」「自分の頭で考えている」そのようなレポートにはきらりと光るものがあります。提出物をたかが提出物とせず、読み手の心を動かす、心に訴えかけるものに仕上げることが大切です。くれぐれもやっつけ仕事にならないようにして下さい。これは何十、何百と提出されたレポートを評価する立場になって考えれば分かることですよね。なので、これからレポートや小論文を書こうと思われた方はくれぐれも「情報集め」だけに時間が取られないように気を付けて下さい。ネットは便利で短時間で多くの情報を得ることが出来ますが、書籍からも情報を得ることは出来ます。じっくりとそのテーマや課題に向き合い、自分の考えをまとめる。そして、自分の言葉でそれらを文章にする。そのプロセスは出来るだけ丁寧に、そして楽しみながら行ってほしいと思います。

【辞書を使おう】皆さんは辞書を持っていますか?重くて分厚いので、持ち運びには不便ですよね。確かに外出先にまで辞書を持ち運ぶ必要はありませんが、自宅でレポートや小論文作成に向けての調べ物をする際には辞書がおすすめです。確かにネットでも言葉の意味や由来を調べることは出来ますが、そのままついついネットサーフィンへ・・・という経験はありませんか?ネットは「必要なもの以上の情報が目に付く」ものです。つまりこれは言い換えると「不要な情報まで目に付く」ということ。せっかくまとまりかけていたレポートや小論文の軸がそれらの「不要な情報」により、惑わされ混乱してしまう恐れもあります。一方、辞書はシンプルです。言葉の意味や由来を調べるには十分必要な情報が記載されています。もしも、そこで更に「疑問」を持つようなことがあれば、その時にネットや文献で調べていけば良いのです。調べ物をしていると、次々に疑問や知りたいことが派生していくことがあります。これはとても良いことです。もしも、今取組んでいる課題や小論文のテーマからは少しずれていることでも「もっと調べてみたいこと」「追求していきたいこと」に出会った際には、メモを取るなりして、必ず次に繋げるようにして下さい。これが《学ぶ》ということの本質です。

【辞書は相応なものを用意しよう】小学生の頃に使っていた辞書を高校生になった現在も使っているという方も居るかもしれません。しかし、辞書には学年や年齢に相応なものが各出版社から様々な種類の物が出ているので、それを用意する方がいいでしょう。もちろん、これまで使っていた物でも何ら支障がないという方もいるかもしれません。けれど、出来れば【相応の辞書】が手元にあった方が使う(知る)言葉と年齢にズレが生じないのでいいと思います。また、アプリでの辞書も内容がきちんとしたものであれば問題ないと思います。アプリですと出先でも直に調べ物が出来るので便利です。辞書も使う場所や用途に合わせて使い分けていきましょう。

【ネタ帳を作る】最初に「強み」を活かした文章作りの部分でお話しましたが、これからレポートや小論文を書く機会が増える方にとって「ネタ帳」は優秀な右腕となります。ネタ帳はスクラップブックやノートのようなもの、何でも使い易いもので構いません。日々の生活で見つけた疑問や知りたいこと、気になること、何でも自由に書き込めるものがいいでしょう。また、書き込みだけでなく、新聞や広報の切り抜きや写真なども貼ると後から見返した際により分かりやすいと思います。ネタ帳に日々、コツコツと書き込むことは後の自分の助けになります。いざ、レポートや小論文を書こう!という時には必ずそのネタ帳を見返し、中から「興味・関心があるもの」でかつ、書き易いテーマを決めましょう。毎回、ゼロからテーマを考えるのは大変ですが日々書き込んだ「ネタ帳」はあなたの心強い助っ人となってくれることでしょう。

【どんどん広げる興味の輪】何かに興味を持ち、それに関連する書籍を読んだとします。しかし、その書籍を読んだことで更に別のことに興味が沸き、調べるきっかけとなる・・・こんな経験はありませんか?これは「いい循環」です。はじめに沸いた小さな疑問が、どんどん派生し、色々なことを調べるきっかけになるので、最初の「一つ」を見逃しては勿体無いことです。「貪欲に」という言葉がありますが、まさにそれです。どんどん疑問に沸いたこと、調べたいことを追求していくことは、少なからずあなた自身の内面にも影響を与えていることを忘れないで下さい。

【書きたい文章の長さの文を読む習慣】「本を読むのが嫌い」「苦手だ」という方もいると思います。私は無理をして本を読む必要は無いと思います。ただ、書きたいと思う文章の「量」を体感として知っておくことは大切です。もしも、原稿用紙1枚分の文章を書く必要があるならば、その量と同じくらいの文章を読むクセを付けて下さい。内容はエッセイでも小説でも何でも興味が持てるもので構いません。ここで大切なことは文字数を体感し、それを脳や記憶に刻むことです。ちなみに、この文章は冒頭からここまでで約3000文字です。どうでしたか。読むのが大変でしたか?それとも、楽に読めましたか?3000文字の文章を読んだことで、あなたの中にはその文字数が体感として記憶されます。次に文を書く時には脳がその量を自然と意識するはずです。読んだ「言葉」や「表現」「語彙」はその時からあなたの中に取り込まれあなた自身の言葉となります。その言葉をどう使うか、操るかはあなた次第ということです。よく漫画の名セリフなどがありますよね。私は漫画好きなので、実生活でお気に入りのセリフがふと出てくるとがあります。まさにこれです!漫画で読んだセリフ(言葉)は読んだその時から私の中に取り込まれているのです。(もちろん、心に響いた表現、言葉に限りますが)なので、漫画を含め、様々な作品、文章を読むことが語彙力や文章力を養うことに繋がる大切過程だと言えます。

【テーマが決められていても焦る必要はなし】ここまで読んで下さった方ならもうお分かりだと思いますが、レポートや小論文に決められたテーマがある場合に焦る必要は全くありません。例えそのテーマが自分の「強み」からは遠いものであったとしても、興味関心が薄いものだったとしてもやる事は一つです。与えられたテーマをよく読んで、考えて下さい。そして、想像するのです。このテーマが少しでも自分の強みや興味・関心のある事柄に繋げることは出来ないかと。あなた自身、必ず「生き様」や「方針」があるはずです。なので、テーマが決められたレポートや小論文を書く際は集中して、ほんの僅かでもいいので《これまで培った知識》《自分自身の経験や思考》結びつく何かを探して下さい。こじつけと言われればそれまでですが、多少、テーマのど真ん中を書かなくても、関連するものであり、内容が素晴らしければ大丈夫です。自信を持って、言葉を繋ぎ、文を組み立てていきましょう。

言葉、そして文には「力」があります。あなたの言葉や文で世界に一つだけのレポート・小論文を書き、読み手の心響くよう届けて下さい。

この度は、ご購読、大変ありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願い致します。

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