![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67850601/rectangle_large_type_2_29d2ceedc1bdb40d86039c1a8ebedb96.png?width=1200)
子どもとの会話は「いいね!」で対応
師走、その言葉の意味をしみじみと実感している今日この頃・・・。『今、手が離せない!!』という時に限って話しかけてくる、それが子どもです。(大人にもそういう人は居ますが・・・)そんな時は、もちろん『ちょっと今、ちゃんとお話が聞けないから5分待ってね!』あるいは『10分待ってね!』となるべく《具体的なお約束》をして待ってもらいましょう。《いつでも、どんな時でも自分の話を最優先に聞いてくれる・見てくれる》と子どもが過信することはあまり良く有りません。もちろん、子どもの声に耳を傾ける、様子を見ることは大切です。ただし、それは《相手が対応出来る時に限る》ということを知る必要があります。子ども達に少しの我慢を覚えさせることは優先しがちな自分の感情や行動を抑えるための訓練にもなります。ただし、《怪我をした・どこかが痛い・怖いことがある》このような時は例外です。のんびりと『待ってねー』などと言うことなく直に手を止め対応して下さい。
【約束は守ろう】もしもお子さんに『あと10分、待ってね』『これが終わったら一緒にしようね』と約束したのであれば、それを守ることは大切です。その場しのぎでとりあえず対応し、後になってもその約束が守られなければ子ども達は『何だ、嘘じゃん』と思い、その手を覚えてしまうでしょう。例え小さなことでも約束は守る。これらの積み重ねが信用に繋がるのは大人も子どもも同じです。
【『駄目!』より『いいね!』の対応をしよう】子どもは日々、色々な要求をしてきます。それに対して何でもかんでも『だめ!』というのはあまり良くありません。誰だっていきなり自分の要求や発言、提案を《否定》されたらいい気はしませんよね。なので、『いいね!』や『そうだね!』と子どもの発言を一度受け止めてから、指摘したい部分、考えてほしい部分があれば話を続けてみて下さい。
『いいね。でも、他にもこういうアイディア(方法)もあるけど、どう思う?』
『それもいいね!ただ、こういう選択肢もあるけど、どうする?』など肯定+選択肢を与えることで、子ども達も『いきなり否定された!』『何でもすぐに駄目!って言う』という気持ちになり難くなります。これは相手が子どもに限らず、大人に対応する時にも有効な方法です。『面倒だな・・・』と思うことは誰にでもあります。しかし、せっかくの会話ですから、いきなり『駄目』『無理』『嫌だ』と言うのではなく、まずは『それもいいね!』というプラスの言葉、肯定する言葉から入ると不思議なものでイライラも減る、そんな気がします。
【見せたい背中を向けていますか?】今日は子どもとの会話の際、すぐに『駄目!』と否定することなく、話を聞いてみよう、考えさせようという話をしました。ただし、これはあくまで子どもから何かの《提案・要求・希望》などがあった際の話です。危険なことやマナーが悪いこと、不快なこと、ルールを破ることをした時には『駄目!』『いけないよ!』を使いましょう。普段から『だめ!』『だめ!』ばかり言っているとその言葉の効果は薄れます。聞いている子ども『またかー』という感じで心に響きません。本当に駄目なことをした時、よくないと伝えたい時にこそ『それは駄目!』とはっきり伝えて下さい。否定的な言葉はそういった時のためにある、そのような時にこそ有効だと思います。そして、『何故、駄目と言ったか』その理由もきちんと伝え、お子さんの気持ちをフォローしてあげてほしいと思います。このフォローがあれば、子ども達は『駄目!』の意味、そして、我々がそれを真剣に伝えようとしていたことが分かるはずです。子ども達はちゃんと親や周囲の大人の行動や振る舞い、発言を見たり聞いたりしています。果たして私達は《見せたい背中》を向けているでしょうか。いつもいつもでなくていいので、時々、背中への視線を意識してみるのもいいと思います。
それでは、次回もどうぞお楽しみに。
いいなと思ったら応援しよう!
![tomo茶](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101060300/profile_748b5af73dfa5ee2d381dff6b8278773.png?width=600&crop=1:1,smart)