言葉遊びの天才から学ぶ「語彙力」

どうしたら自分自身や子ども達の語彙、語彙力を増やすことが出来るか？こういったことに興味がない人にとってはどうでもいい話かもしれませんが、私はとても関心があります。私が言葉の幅や種類、つまりは自分が使う言葉についてはじめて意識したのは高校生の時でした。当時、アルバイト先の先輩だった方に『tomoちゃんって、いつも面白い言葉を使うよね！』と言われ、それが嫌味や意地悪な言い方でないことが分かっていたので、素直に『嬉しいな』と思ったことを覚えています。私自身、特別意識していた訳ではないけれど、覚えた言葉や「好きだなぁ」と心に残った言葉を会話や文章を書く際にどんどん使っていたのだと思います。実践派ですね！

ではどうやって心に響く言葉を探していたか？というと･･･。そのほとんどは漫画やアニメ、音楽や映画からの影響です。ここで『読書です！』と胸を張って言いたかったのですが、虚言はいけませんので正直に話します。その昔、私はほとんど本を読まない子どもでした。中学で図書委員になった時には仕事の曜日を忘れては先生に叱られ･･･遅延したままの本のことでまた叱られ･･･そんな少女でした。憧れの文学少女とは程遠い存在です。そんな私が自分の意思で本を読み始めたのは大学生になってからです。私の語彙力の土台は大人中心の家庭環境（姉とは年が離れていたため）に育ったことと、好きなだけ漫画を読んでもいいという教育方針により作られたと言っても過言ではありません。

【趣味は言葉採集】私は好きな言葉や文章、心に響く言葉、良くも悪くも胸に残る言葉、これらに出会いたくていつも探しています。そして見つけた時には大事にそっと《言葉の宝箱》にしまうのです。言葉を取り込む、昆虫ならぬ言葉採集、これが私のライフワークというか、もはや趣味の一つです・笑。そして、子ども時代の私がそうだったのと同じように、今も変わることなくその遊び、言葉を拾い集めることに夢中です。

【言葉遊びの天才から学ぶ】私は今現在も漫画やアニメが大好きで、保護者の方にもおすすめしています。漫画やアニメで漢字を学ぶことが出来たり、ストーリーの構成を理解出来ることもあります。また、各話毎のタイトルの付け方に注目してみたり、セリフの言い方を考えることも広い意味では《国語》の勉強に繋がります。何だかこじ付けのようですが･･･つまりは漫画、アニメ肯定派ということです。そんな母親の元に生まれた娘はアニメや漫画と共に育っている状態です。いつも傍に在るのは当たり前。そんな環境です。ただ、今日お話するのは好きなアニメや漫画、作者さんについてではありません。残念。（いつか記事にしたい！と目論んではいますが）私が言葉遊びの天才、人並み外れた優れた語彙力の持ち主だと思う人、それはRADWIMPSの野田洋次郎さんです。歌詞の中に贅沢にちりばめられた言葉の数々。曲を聞きながらその言葉の意図や仕掛けを考えることが好きです。そのため野田さんの作る曲はつい手と耳が止まってしまうので作業中には聞きません。というより聞けません。心ごと持っていかれます。むしろ、『言葉遊びをしたいなぁ』そんな気分の時に選ぶ作品です。そして、野田さんの世界観が作り出す言葉遊びの面白さは、もう何度も何十回も聞いている曲なのに、聞く度に新しい（私なりの）解釈や発見があるところです。

胸を躍らせる新しい言葉に出会いたいから、今日も私はその言葉の欠片を探します。それは当然、皆さんが書いているnoteの記事で見つけることも多々あります。そんな時は『どうやってこの方はこの言葉を見つけられたのかな』『出会えたのか』そんなことを一人考えながら、出会えた言葉の数々に感謝しています。

【言葉の宝箱】語彙力を身につけたい、言葉の力を養いたいと思う時、まずは身近な所で言葉採集をしてみて下さい。本や音楽、漫画やアニメや映画、当然、誰かの会話から見つける、それでいいのです。《言葉の宝箱》にしまっておきたい言葉は案外、すぐ近くに溢れていてあなたを待っているかもしれません。豊かな語彙力を持つ人たちは何もせずある日突然、言葉が降ってきたのではなく、意識しているかいないかは別として、いつでも言葉に目を、耳を、そして心を向けているのだと思います。私は日々、多く人たちからたくさんの言葉を拾い集めています。そしてその言葉は時に私を救い、励まし、特別な感情を抱かせてくれます。だから私もこうして言葉を綴ることで、いつか誰かの《言葉の宝箱》に色を添えることができたら幸せです。私の発する言葉で家族や周囲の人達に良い影響を与えることができたらそれはとても、とても幸せなことだと思います。

noteには言葉を大事にされている方が多くいるので、いつも心がぽかぽかになります。《言葉は生きている》だからこそ、お互いに影響を与え合い、より輝かせることもできるのだと感じています。いつも、ありがとうございます。

それでは、次回もお楽しみに

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