『来なくていいよ…』ほんとの気持ちと秋の空。
写真は、これまでの感謝と一足早いけどお別れを告げた校庭から見た空。6年間、お世話になりました♪今日の記事は私的な内容なので、興味がある方のみお進み下さーい。
先日、娘の学校行事の一つ、持久走大会(記録会のようなもの)がありました。体育全般、運動が苦手な娘にとっては、運動会に次ぐ避けたい行事の一つ。学校での練習が始まってからと言うもの、毎日のように『足が痛いー』『苦しいー』『何で走らなきゃいけなの?』などと、それはもう…愚痴愚痴と言っていた訳ですよ。(私もマラソン、長距離が苦手だったので気持ちは分かるけれども…)ある時『走らなくていい方法知ってる?』と聞かれ呆れていると…ずっと話を聞いていた夫がボソッと『マラソンが嫌で、学生時代に長年考え続けた方法がある』と言うではないですか!!そんな方法、あるんかーい!『なら、教えてよ』と食いつく私たちに夫が放った秘策とは…『欠席すること』言葉が出ませんでした…。いや、正確には凍り付く感じ?まだ秋なのに。《長年考え続けた方法》がそれ。もはや、ツッコミ入れる気力は残っていませんでした。
そして、いよいよ本番が差し迫った頃、娘が言ったんです。『(見に)来なくていいよ…』って。娘曰く、『どうせ、速く走れないし、いっつも練習はキツイし(ごにょごにょ)』まぁ、ここで怯む私ではないので、『行くよ。だって小学校最後だしね!別に、〇〇を見に行く訳じゃないよ(←嘘)ほら、校庭とか、もうお母さんは入る機会もないしねぇ。6年間の思い出に校庭に会いに行くのだから、気にしないでねー』と。かなり苦しい言い訳でしたが、《大声での声援禁止》《影武者のように見るだけ》と約束をし、見学権を得たのでした。
『来なくていいよ…』懐かしいこの言葉。かつて私も言ったことある・笑。参観日となると、専業主婦だった母は誰より早く教室に来る!これが当時は嫌で嫌で仕方なかった思い出があります。まだ昼休み中には既に現れていたりするから、『あっ、tomoちゃんのお母さん、もう来てるねー』とか『あれ、誰のお母さん?』とか言われるので、それが面倒でもあり苦痛だったのです。今になって思えば、『遅れちゃいけない』と早目に家を出たのだろうし、真面目な母らしい行動だなぁと思えるのですが…。他にも私自身の参観の思い出は色々あるので、また別の機会に書こうと思います。今日は嬉しかった参観日の思い出を一つ。それは、母の代わりに姉が来てくれたこと!姉と私は10歳差の姉妹なので、当時の姉は多分、21歳とかそれ位で既に社会人でした。姉の登場に友達が『いいな、いいなー』と年上のお姉さんがいることを羨ましいと言ってくれたり、先生にもからかわれたりで、少し恥ずかしくも嬉しい出来事だったことをよく覚えています。昔も今も妹思いの優しい姉に感謝です。
話は娘の持久走大会に戻ります。結局、当日はいつも通り学校へ出向き、お母さん達と雑談を楽しみ、大声ではない声援を送った私。娘たちの頑張りや普段は見れない姿を見れて、『来て良かったなぁー』と学校を後にしたその時、ふと思ったのです。『来なくていいよ…』私はこの言葉をどれだけ真剣に受け止めただろうか?娘の気持ちは考えただろうか?と。『来て良かった』のは私の気持ち、勝手、自己満足。確かに、参観や学校行事に親が参加する権利?や義務?はあると思う。でも、娘の言葉を軽く聞き流し、『どうせ、照れてるだけでしょー』と深く考えなかった自分の態度を思い返すと『本当に良かったのかなぁ』と急に思えてきたのでした…。
帰宅後、『疲れたー』以外、特に何も言わない娘。もし、次また何かの行事や出事の時に『来なくていいよ…』と言われたら、その時はもう少し理由なりを聞くべきだろうな。いや、むしろ無視し続けたら人権団体が来るかも?とか一人モヤモヤと考えていました…。
ところが、そろそろ就寝というタイミングで、娘の小さな声が聞こえてきました。『今日、来てくれたから、頑張れた…』と。背中を向けているので、その表情は見れませんでしたが、今のこの言葉は本当に照れてるってちゃんと分かりました~。練習での記録から1分以上もタイムを縮めることができ、自己ベストを出せたことも嬉しかったのでしょう。『よく、頑張ったねー。素敵でしたよ』と伝えてから『おやすみ』を言いました。
葛藤していたのは、娘も一緒だったのでしょうね。そして今回は、悔しいですが『欠席すること』を答えとした夫の方が娘の性格をよく分かっていたと言えます。娘は昔から、静かな負けず嫌いで簡単には諦めない子です。何だかんだ騒いでも、逃げずにやり遂げる力のある子です。もっと信じて、大丈夫!そして、願わくばもう少しの間は影武者、黒子となり、娘を見守っていたいな。そう思った出来事でした。
と、ここで終わればいい話風ですが…。翌日、娘が『ねぇ、お母さん、ラップ出来る?』と尋ねてきました。『ラッ…ラップってあの、Hey,イエーイ!の?』(←どんなイメージ・笑)『そう!そのラップ。出来るかなぁーと思って』とにこやかに言われたけれど、何を根拠に母が出来る側の人と思ったのでしょうか…。『出来る訳、ないでしょー!』と一蹴したものの、その後、《ラップ・韻》と検索したのは秘密です・笑。ラップって、ダジャレのようなものと思っていましたが調べてみると、母音を駆使して繋げる実に高度な言葉遊び!ラップバトルなんて、まさに言葉の魔術師たちの戦場じゃないですかー!と、新たな刺激、興味を与えたくれた娘に感謝です。
皆さんは、ラップ出来ますか??笑。
それでは、次回もどうぞお楽しみに。
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