「てまえどり」ってなに？

突然ですが皆さんは、「てまえどり」という取り組みをご存じですか？農林水産省によると「てまえどり」とは、商品棚の手前にある商品を選ぶことを言い、このような取り組みは食品ロス削減に繋がります。

　「てまえどり」は、大手コンビニエンスストアの、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンをはじめとする様々なお店で、啓発物を商品棚に掲示するなどして呼びかけられており、その効果も徐々に出てきています。しかし、「同じ値段なら賞味期限が短い方の食品を買うことは損」という意識を持つ方も多く、大きな課題となっています。

　現在、日本のフードロスの問題は深刻化してきています。農林水産省によると、令和2年度のフードロスの量は、522万トンに達していて、これは日本人1人あたりが、毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てているのに近い量になるといいます。このような問題を解決するためにも、「てまえどり」を含めた様々な活動を一人一人が行っていくことが重要だと感じました。
　　　　　　　　　　　　　　　　幸也　作