#43 優しさと 思いやりとの概念の 違いを知って 感銘受ける

お立ち寄りいただきありがとうございます。
31文字で日々の気づきを綴る、福盛るんです。

「優しさと 思いやりとの 概念の
 違いを知って 感銘受ける」

とある雑誌を読んでいたら、
『思いやり』についての概念にとても心を打たれ、
すごく合点がいきました。感銘を受けました。
“思いやりがある”って、
素晴らしく良いことだし、
良いことをもたらすことは知っているのですが
どんな良いことなのでしょう?
それは頭も心も使う素晴らしい贈り物だと感じたので
今回ご紹介したいと思います。

その前に、優しさと思いやりとの違いって
何だと思いますか?
『優しい』と『思いやりがある』の違い。。。
もちろんイメージはつくと思うのですが、
具体的にどんなイメージでしょう!?
私は優しいは雰囲気、思いやりがあるは気遣う心がある
というイメージを持っていました。

ちなみに国語辞典には
優しい
・細やかで柔らかな感じを与える有様
・おとなしくて、すなおだ。
・優美だ。
・それに思いやりがあるかのように、荒れ・汚染などの悪作用が無い。

思いやり
・他の人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。同情。
・想像、推察。
・思慮、分別。

と記載されていました。

シンプルにいうと、優しいは状態や性質のこと、
思いやりは気持ちや心のことでしょうか。

私が感銘を受けた『思いやりの心』の概念は
出版:宝島社
書籍:『素敵なあの人 特別編集 心が楽になる言葉、豊かになる言葉。』
に書かれていた、マナー講師の岩下宣子先生の考え方です。

思いやりの心は3つの「気」によって成り立つそうです。
①気遣い
②気配り
③気走り

①気遣い➡相手をおもんぱかる
②気配り➡不足がないか周囲をケアする
③気走り➡問題に対して先回りし、未然に手を打つ

③の気走りというキーワードは
耳慣れない言葉でした。
特に③はなかなかできてないなぁと
私自身思うところがありました。

①と②はよく周りを観察して、
相手の気持ちを想像すること、
この2点に集中すればできることだと思います。
(意識しないと集中するの難しいですけれどもね)
③は、さらに深い先読みと深い想像力を有するなぁと
ハッとさせられました。

この3つの「気」で『思いやり』が成り立ちのであれば、
私自身は『思いやりのない人』になっちゃうわ~
と恥ずかしくなりました。
いつ何時でも、
常に『思いやりの心』を持ち続けることは難しいですけどね。
イライラする時もありますし、
感情にユラユラと心揺さぶられ、
余裕のない時だってあります。
それでも『思いやりの心』を持っている人間
でありたいなと思います。
“優しい”と“思いやりがある”の違いをうまく説明できずに
何となくモヤモヤしていましたが、
岩下先生のこの考え方を読んでいたら、
そういう違いがあったのね!
人としての深みがまるで違う!
とモヤモヤが晴れてすっきりしたのです。

ただ単に相手に優しく接するだけでは、
ときに相手を傷つけてしまうこともあるそうです。
相手をよく観察して、求めているものを想像する。
その上で①②③の「気」を駆使しながら
『思いやりの心』を相手へ贈ることができたら、
それはもう、最高のプレゼントじゃないかしら♡と
心が弾みました。

親は誰しも子供に対して
「思いやりのある子に育ってほしい」
と一度は願うものだと思います。
その『思いやりの心』って、どうやって伝える?
と考えた時に、岩下先生のおっしゃるように
相手(子供)のことをよく観察して
相手(子供)が求めているもの(本質的に)を想像力を働かせ
相手(子供)に①②③の「気」を使って贈ることこそが
子どもたちへ伝える『思いやりの心』なのかなと思ったのでした。
あとは実践あるのみです。
優しさは、時に一方通行になってしまえば
エゴで終わってしまうこともあります。
・良かれと思って・・・
・相手は望んでなかったのに・・・
・先回りし過ぎて・・・
・余計なお世話に・・・
こんな具合です。
一方通行ではなく、双方がお互いに心を通い合わせて
気持ちの良い笑顔になれるように
『思いやりの心』をプレゼントできる人間でありたいなと
心に誓いました。


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

福盛るん

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