#38 先輩の ランドセル見て 憧れを 抱く心は 花の雲のよう

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31文字で日々の気づきを綴る、福盛るんです。

「先輩の ランドセル見て 憧れを
 抱く心は 花の雲のよう」(字あまり)

娘が通う保育園で、年長さんとのお別れ交流会がありました。
その中で、年長さんが4月から背負うランドセルをみんなに披露する
ランドセルショーもありました。
年中の娘はキラキラ目を輝かせ、大好きな一つ年上のお友だちがそれぞれに選んだランドセルを見つめていました。
4月から、先輩たちは小学生。
3月いっぱいで先輩たちともお別れとなります。
3月に入ってからというもの、お別れ交流会や送別会などのイベントが続き、娘は「あと何回寝たら年長さん?」と心が落ち着かない様子です。
でも、ランドセルを見て
「ピンクがいいかな♡でもやっぱり紫がかわいい♡」と
ランドセルや小学生への憧れを抱き、来年は自分もあの場に立つことを想像しながらワクワクドキドキしています。
ただ、その前に年長さんたちとのお別れが待っていて、
もしかしたらクラスの担任の先生が変わるかもしれないこと、
今度は年長さんとしてリーダーの学年になることも
なんとなく体感している様子の娘です。

“花の雲”とは。春の季語です。
桜の花が一面に咲き連なっている様子を雲に見立てていう語とのこと。

まさに娘の心情を表しているように感じました。
年長さんとお別れする寂しさと、自分が年長へと進級する嬉しさと
色々な感情が混じり合い、薄い淡い桜色のイメージです。
それが連なり揺れている様が、娘の心が揺れている様と重なりました。

ウキウキしたり、ワクワクしたり、ドキドキしたり、ソワソワしたり、
ちょっと怖かったり、心配になったり、リーダー学年になれる嬉しさもあったり、覚悟を決めなければという意思もあったりと、
あらゆる感情が垣間見られる季節です。

0歳6か月から保育園に入園している娘は、
毎年この季節になると、教室の入り口が変わっただけでも、
タンスの位置が変わっただけでもソワソワ不安げで落ち着かない様子でした。それでも年々少しずつ、見通しがつくようになり、
保育園生活6年目を迎えようとしている今は、娘自ら
「あと何回寝たら年長さん?タンスの場所変わるの?担任の先生変わるの?」と聞いてきます。自分なりの覚悟も必要なのでしょう。
その姿が健気で健気で愛おしくもあります。
そして、すごく成長を感じます。

花の雲のように、揺れ動く心を感じながら
新年度も楽しんでほしいなと願っています。
もちろん、不安や心配事があったら母ちゃん受け止めますよ!
というデッカイ器で、安全基地でいたいと思ってます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

福盛るん

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