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下っ端人生

お、私、notoの更新が順調だぞ。と自分を褒めながらスタートです。
そして、更新できなかった自分も受け入れる自己受容強化月間中です。
なので、また停滞するかもな気まぐれnotoですが、読んでくださって有難うございます。

突然ですが、私はひとり飲みの新規開拓が好きです。ある日いつもは通らない道を通ると自宅近くに新規オープンの居酒屋さんが。なんかこのお店は美味しい気がする(これは野生の勘)と飛び込んでみたのです。帰り際に大将がお見送りに出てきてくださって「僕、たぶん貴女を知ってます」なんていうもんだから「なに?これ新たな恋の始まり?」って思ったのもつかの間。「うちのアルバイトの子にオヤジギャグを放っていたでしょう。例えば…」と。まさに私が言い放ってたギャグ・私独自のワードセンス。「それ私しかいないでしょ!w」と。当時高校生だった大将がアルバイトをしていたお店に私が毎日のように昼ごはんを買いにいっていたのです。なんと20年前の話、それが繋がる偶然の出会い。ミラクル!人生面白いものです。これだけでも1つ記事が書けるくらいなのですがwその後も通わせて頂いて当時の思い出話などもしていると、私は当時そのお店のスタッフから「下っ端」というあだ名をつけられていたそう。そう文字通り私は永遠の「下っ端」人生なのだ。その下っ端からみた景色の続きを書いていきます。

振り出しに戻って

実家に戻って引きこもり生活。再起をかける気力も失せて、結婚でもしようかと惰性的にオンライン婚活を開始。とある遠方の男性からメッセージを貰い、遠方なのでなんとなく対象外的な気分で気楽にやり取りをしていたら、事の外、自己開示が進み、深い話をするように。この中間は割愛するのですが(笑)毎日の長い長いメールのやり取りで、遠距離を克服して結婚しようとなるのです。そうなるとこの結婚をベースにキャリアを考えることになり、色々と壮大なことをワクワクして考えていたのですが、その壮大な計画を進める為の1歩を進めたところ、相手が自分の人生を見つめ直し、職を変えることに。人生を立て直す為、自分の事に集中したい。いつになるか分からない状態で待たせられないと白紙どころか別れることになるのです。実家に戻ってここまで2年。31歳。

ひとり生きていく人生を再考

この頃は婚約気分で商売をしている実家の手伝いをしていたのですが、失恋してから、なんだか動かない人形のような様子に親を心配させたものです。これからどうしよう。。。毎日リピート的につぶやいていた。なーんも出てこない脳内、生気を失った人形のような中、ある日、自分の中からこんな声が聞こえてきました「どこで生きて、どこで死にたい?」

その時に出てきた場所は20代を過ごしたあの街
「もう一度やり直したい。今の自分でまたやり直してみたい。そしてそこで
良かった!と思って死にたい」だった。

ただの意地だ

「家を出てまたやり直す」と言ったところ。「ただの意地で考えてることだろう」と父は大反対。母は大心配。まぁいつものこと。。。資金もないだろうと言われたが、忘れてた子供貯金とか、アルバイト代とか、かき集めたら引っ越し資金くらいはあった。もう30も過ぎて親の許可いる?って感じだが、我が家は父が絶対なので、お伺いを立てるのはデフォルト。野垂れ死んでもいいから出させて欲しい。と反対する親を押し切って部屋を探しに出た

部屋との縁

1泊二日でなんとか探そうと3件くらい不動産屋を回った(当時はまだインターネットでこんなに物件が見れる時代じゃないのでアナログ検索)5件くらい見たけどなんか腑に落ちない状態だったが、消去法で最後の物件にするか…と時計を見たら電車までに後2時間。駅のそばの不動産屋に試しにもう1件行ってみようと飛び込んだ。

1枚間取りを出してくれた他で見たもの。うーん。。とうなだれてると、お兄さんが「あ!」と思い出して「これはどうですか?」と。少し予算オーバーだが、部屋を見てみたいと思った。あと、問題は無職であること。
お兄さんが「今日は家主さんがお掃除に来られてるかもしれないので交渉しに行きましょう!」とマンションに。まずはお部屋を見て「ここに住みたい!」と即答、そうこうしている間に家主さんが来られて、お兄さんが「彼女が入りたいと言ってるのですが、今お仕事されてないんですが、どうでしょうか?」と聴いてくれた。そうしたら家主さんが「あなたなら信頼できるわ。是非どうぞ。あのお部屋はパンフレットにも乗せた一番いいお部屋よ」と。さらにお兄さんが「仕事探し頑張るとのことなので、少し家賃を下げてもらうのありですか?」と交渉してくれた。「そのくらいなら私たちも頑張りましょう。だからあなたも頑張ってね!」と。
今しかないでしょ!(笑)って、もうこれは運命だって(笑)

不動産屋さんのオフィスに戻って、書類を抱えて、電車に飛び乗った。
ワクワクした、嬉しかった、不安もあるが希望もあった。
こうして、私は素晴らしい縁と沢山の人のお世話になりながら
キャリアの七転び八起きがまたスタートするのです。

続きは、またいつか。