魂は知っている
GWが終わった後は、過ごしやすい気候とは裏腹にモヤモヤとする時期なのかもしれません。色々とご相談を承りました。少しでも軽やかに。そして、自分の魂の声を聴いて。もちろん自分にも問いながら過ごしています。
#看板車が魂を揺さぶった
こんな事ってあるのか?と思うくらい人が一人通れるくらいの階段の先に見事に看板車が止まったのだ。「あぁ、この会社に入りたいな」という声が頭の中で響いた。でも、その場で「採用したい」といってくれた。しかも一緒に働いてみたいと思えた。そんなことってなかなかない。どうしよう、どうしようとずーっと唱えながら駅前の大きな信号を渡り、気が付いたらその脇にあった電話ボックスに入っていた。
「すみません。せっかく採用と言っていただいたのにお断りします。私の事も考えてくださって、思っているのと違うよと言ってくださってありがとうございました」と…
家について、、あぁ…仕事も決まらないくせになんですぐに回答したんだろう…と。自分のある意味、真面目な性格を呪った。また振り出しかも。私はこのまま取り残されたまま働けないんじゃないか。なんだかそんな思いでグルグルしていた。
その日の夕方に大本命の会社から面接に来るようにと連絡があった。
#大本命の面接にガチガチ
当時付き合っていた社会人の彼氏に「なかなか希望の会社に面接で受からない」と話したら「笑顔が足りないんだよ」と。えぇ、、、そんだけ?そんなことない!と思ったが、なんとなく断言できないところも。どうしても正直な性格なのか、もしかしたら顔に出てるかもしれない。。と自分を疑った。
#面接に向けての準備
今思うとやっぱり興味のある会社って色々自分で調べるのね…
というくらいその会社の歴史やビジョンみたいなものロゴの由来なんていうのも調べて、更に興味が湧いて共感できた。面白い商品を作ってる!なんて思ったり。会社の事もしっかり研究して、面接の日がやってきた。
#初めての合同面接
さすが名の知れたメーカーさん。今までポツンと一人で面接を受けていたが今回は一緒に4人ずつ。すでに席について、自信ありげなお姉さんたちを横目にひるんでいた。でも彼にアドバイスもらったみたいに(笑顔・笑顔)と脳内連呼して待ち時間を過ごした。とうとう面接官登場。緊張の一瞬。
志望動機を聞かれて、これまた華々しい経歴のお姉さんたちが流暢にペラペラと話すのです…わぁ、私には何も経歴がない…学校で勉強したことを話して、そして企業研究して、共感したところを話して。最後になかやまきんに君みたいに「ハッ」と笑顔をしてみた(笑) どれだけ引きつっているんだというのが自分でもわかった。
もう話したことは話した瞬間に頭から飛んで、どんなやり取りがあったのか他は覚えていない。帰りドアを出た瞬間にこりゃ経験者にはかなわないわ…と自宅に戻った。
#ミラクルが起きた
ぐったりと疲れ切った私はそのままゴロ寝をしてしまっていた。夕方、遠くで電話が鳴っている。滅多に鳴らないので、重要な連絡の気がしてよだれを拭き拭き慌てて出た。
「是非、当社でお仕事をしていただきたい」と面接官だった総務部長からの電話だった。一瞬頭が回らず呆然として「ありがとうございます。分かりました」と色気もそっけもない返事をした気がする。飛び上がるほど嬉しかったはずなのに、母には電話したということだけでその後は全く記憶にない。
続きはまたいつか。