レポート「まちのドラムサークル〜県庁屋上で即興音楽を楽しむ、全員参加型の音遊びワークショップ〜」
はじめに
皆さまこんばんは🌖
ふくまち大学「まちのエディター」の瀬戸川です。
年の瀬も押し迫る今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
さて今回お届けするのは、10月23日に開催された「まちのドラムサークル」のレポート記事です。
「まちのドラムサークル」とは?
「ドラムサークル」では、世界の打楽器(タイコやマラカスなど「たたく、打つ、振る、擦る」により音を出す楽器)を使って即興演奏を楽しみます。
野外音楽フェスティバルなどでも行われている、いわば「参加型の音楽アトラクション」で、参加者全員が輪(サークル)になって打楽器を鳴らしながら、その日・その時間だけに生まれる音楽を参加者のみんなで作り上げていきます。
今回ファシリテーターを務めるのは、「ドラムサークル福井」の皆さんです。
2008年頃から福井市でドラムサークルの活動をスタートし、以来自主企画やイベント出演などを中心に年間5回程度の活動を行っています。(ドラムサークル福井さんの活動については、こちらのページもご覧くださいね。)
当日は参加者の皆さんがリラックスして楽しく音を出せるよう、ドラムサークル福井の皆さんに進行役をつとめていただきました。
福井県庁の屋上を活用して
「まちのドラムサークル」は、なんと福井県庁の屋上で開催されました!
福井県では現在、県庁に対してより親しみを持ってもらうために県庁の新しい活用方法を模索・検討しており、今回のプログラムはそんな県庁利活用の取り組みの第一弾となります。
私たちはふくまち大学について、「学びや体験の場に参加してみたい人」や「講師やファシリテーターの立場に立ってみたい人」にとっての第一歩としてもらうだけではなく、「まちなかの場所を誰かに活用してもらいたいと考えている人」にもぜひ関わっていただきたいと考えています。
「まちなかのいつもの風景を、違う角度から、違う目的で感じてみる」。
その意味で、今回の「まちのドラムサークル」もまた、とてもワクワクする取り組みとなりました。
プログラム内容
当日は爽やかな秋晴れ。朝10時、日差しが降り注ぐ県庁の屋上でスタートしました。
まず最初はウォーミングアップ。手をぶらぶらと動かしながら隣の人に向けたり、空に向けたり、手拍子を打ったりしながら、少しずつ場の空気があたたまっていきます。
当日使用する打楽器はドラムサークルの皆さんにご用意いただきました。いわゆる「太鼓」の形をしたものから、タンバリンやマラカスのようなお馴染みの打楽器、初めて見るような変わった形の楽器まで。さまざまな楽器を手にした30人が、みんなでリズムを作っていきます・・・🪘
まず初めにドラムサークルの皆さんがベースとなるリズムを作ったら、そのリズムに乗っかるようにして参加者の皆さんが少しずつ音を鳴らし始めます。
輪の中心に立ったドラムサークルのファシリテーター・堂前さんの体の動きの大小に合わせて音の強弱をつけたり、堂前さんが指差した方に座っている人たちだけが音を鳴らしたり。30人の参加者で作る輪の中からは、それぞれの音がどんどんと湧きでて来ます。そしてそれが15分も続けば、湧き出る音のうねりはいつの間にか一つの音楽のように聞こえ始めてきました・・・🎶
また、当日は福井市中で自衛隊のパレードが実施されていたため、11時ごろからは県庁上空を航空機による観閲飛行が通過していきました。
参加者の皆さんが手持ちの小さな打楽器を片手で鳴らしながら立ち上がって空を見上げる様子、そして打楽器の奏でる音と航空機の大きな音が混ざり合う瞬間は、当日ならではのものになりました。
休憩を挟んで合計1時間半ほど打楽器を鳴らし続け、最後には参加者の皆さんの表情もすっかりリラックス。皆さんからは
といった、嬉しいご感想をいただきました。
おわりに
「まちのドラムサークル」次回開催は現時点では未定ですが、皆さんからのお声をもとに、ぜひまた暖かい季節になったら開催したいと考えています。また、県庁屋上の利活用についてもさまざまなアイデアを募集中です!「まちなかのいつもの風景」を「いつもと違った角度から楽しんでみる」ために、ぜひふくまち大学のプラットフォームを利用してみませんか?これぞ!というアイデアをお持ちの方からのご連絡、お待ちしております。
今後の 講座やイベントの情報はInstagramをはじめとした各種媒体で随時発信していきますので、ぜひフォローをお願いします!まとまった情報を見たい方はNotionをチェックしてくださいね。
それでは、まちなかであなたに会えることを楽しみにしています。
次回のレポート記事もお楽しみに!
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