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【心動いた本感想日記】憧れのプリンセスになれる秘訣32「ベルの法則・ジャスミンの法則」/ウイザード・ノリリー

なぜこの本を買ったのか、よく説明できない本はたくさんある。

ディズニープリンセスは小さい頃にアニメを見た以来で、特別好きなわけでもない。

例外で、アラジンの実写版映画は観たけど、ディズニープリンセスが好きだからという理由ではなく、たまたま私の映画ブームに時期が重なっていて、評判が良かったから。

プリンセス願望は無いと思う。


最近好んで立ち寄る書店がある。

おそらく20代付近の女性をメインターゲットに置いたラインナップの書店。
選りすぐりの可愛い文房具が陳列してあり、ついつい長居してしまう。(基本的に書店は長居してますが)

この日は、ちょっとした決意をしたところだった。

それでだろうか。
目が、引き寄せられた。

心が釘付けになったのは、ベルの方。

幼い頃に観た朧げな記憶。
ベルは、ディズニープリンセスの中でも一際しなやかで美しい心を持っていたような気がした。

実写版映画でいたく感動した記憶も蘇ってきたので、ジャスミンも一緒に購入。

32の法則がコンパクトにまとめられていたので、2冊一気に読み終えてしまった。

『憧れのプリンセスになれる秘訣32 ベルの法則・ジャスミンの法則』

強い女性に、憧れますか?
芯から美しい人は素敵ですか?

困難な出来事が立て続けに起こったり、思うようにならないことが続いたりすると、自分なんて、とつい悲劇的になってしまう。

私はこんなに頑張っているのに、どうして報われないの?
どうして私だけがこんな目に遭わなければならないの?

気分はすっかり悲劇のヒロイン。

だって、悲劇のヒロインごっこは気持ちがいいから。

私ってかわいそう。
そう思っていると、簡単に自分が正当化される気がするから。

だけど、そんな悲劇のヒロインごっこには、なんの意味もないと、このプリンセスたちは知らしめてくれた。

私たちは、悲劇のヒロインを気取ることもできれば、精神的に自立して、自分を信じることだってできる。

自分を信じることを選ぶ方が、苦しいんです。

自分を信じた瞬間から、人生で起こる全てのことは、自分の責任になるから。

人のせい、環境のせいにして、自分ってかわいそう、と無責任に言うことができなくなるから。

だけど、思い出した。

プリンセスは、決してかわいそうな自分に酔いしれたりしなかったことを。

自分の道は、自分で切り開く勇気と覚悟を持っていたことを。

子供向けと思って、ディズニー映画から遠ざかっていたけれど、大人になった今、学ぶものはたくさんあるのかもしれない。

ディズニープリンセスに興味がなくても、美しく生きたい人や、悲劇のヒロインごっこにハマっている人は、読んでみてほしい。

見開きでまとまっているから、興味のあるところだけ読むことができるのが嬉しい。

さて、強く美しい女性なら、こちらも。
山口路子さん著の『シャネル哲学 ココ・シャネルという生き方』。

シャネルも美しいし、山口さんの集める言葉のセンスも好き。
そして、何より胸を熱くするのが、この本の出版元ブルーモーメントの代表は、山口さんの娘さんで、ひとりで大学生の時に出版社を立ち上げたという、まさに強く美しく生きる方。

ディズニープリンセスはファンタジーでしょ、と舐めてる方はこちらも痺れるのでどうぞ。

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