fukukitsune

本と食べ物が好き。あとはカフェ、かわいいもの。 エッセイのように、日々思うこと、本のこと、書き留めていきたいです。

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最近の私の本との付き合い方

ここ数年、読書量がちょっとおかしくなっている自覚はある。ジャンルは様々。 そんな私の、最近の本との付き合い方について。 基本的には、本は借りるのではなく、買うことにしている。お金はかかるけど、好きな時に読めて、手元に残る。 本を買う時は、大体じっくりと書店を回り、グッときた本を数冊まとめて購入する。だから、すぐには読めない本も当然ある。そういう本たちは、本棚に並べておいて、気の向くままに読む。 ちょっと前は、悩んでいることの答えを探して本を読むことが殆どだったけど、今は

    • 自分の価値の測り方

      誰かを批判して、見下すことで自分の心理的な優位性を保ってきたのかもしれない。 だから、相手を責めたくなるシチュエーションが たくさん人生に登場してきた。 それは、子供の頃から自然としてきたことだった。 割と勉強ができて、真面目で、先生からよく褒められていたから、そうでない人を自然と見下すようになっていった。 そうする以外、知らなかった。 だけど、気がついた。 人を責めたり見下したりしなくても、自分の価値は揺るがないと言うこと。 逆に、そんなことをしても、自分の価値は上

      • 既に世界にある幸せの中から、自分に合った幸せを見つけようとするから苦しいのだ。

        幸せになるにはどうしたら良いか、たくさんの本を読んだ。 だけど、どうしてか読めば読むほど苦しくなる。 慰めてくれる言葉に出会うこともあるけど、それはほんの一瞬だけで、また苦しくなる。 どうしてか、最近ようやく気がついた。 既に世界にある幸せの中から、自分に合った幸せを見つけようとするから苦しいのだ。 幸せは人によって違う。 当たり前のことだけど、つい誰かにとっての幸せが、自分にも当てはまるはずだと思ってしまう。 幸せのヒントは世界から貰えば良い。 だけど、幸せを創っ

        • 悪口を言われたくなかった

          人に迷惑をかけてはいけない。 人を頼ってはいけない。 自立しなければならない。 ダメなやつと思われてはならない。 我儘を言ってはいけない。 そう思って、自分では抱えきれないことも 誤魔化しながら、一人で何とかしようとしてきた。 困った時に、誰かを頼ると言う選択肢は初めから排除してきた。 自分でできないのは、自分が未熟だからだと鞭を打ってきた。 何でそこまでするのだろう、と、これが始まった頃の幼少期の記憶を思い出そうとした。 出てきたのは、親族の悪口を言う母。 あの人は

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        最近の私の本との付き合い方

          本質はそんなに多くはないということ

          たくさんの本を読んで分かったこと。 それはどの著者も、結局同じことを伝えようとしていると言うこと。 考えてみれば当たり前かもしれない。 本質的なことは、そう多くはないから。 それぞれの人の視点や知識、経験から導き出して伝えるから、切り口や使う言葉が変わってくるのだろう。 ずっと、新しいことを知ろうと頑張ってきた。 けれど、頑張りどころはそこではなくて、誰のどんな言葉ならすんなり受け取れるのか、それを探すことだったのかもしれない。

          本質はそんなに多くはないということ

          寝かせないで

          先日、ある方から「今やるんだよ。寝かせないで。」と言っていただいた。それを聞いて、一瞬のうちにこれまでの記憶が蘇ってきた。 今までの人生でどれだけのことを寝かせてきただろう。 やりたいこと、行きたいところ、欲しいもの、食べたいもの見たいもの全部。 何かと理由をつけては先延ばしにし、挙句考えるのも面倒になって結局諦めていた。 実現したこともあったけど、諦めて願うことすらしなくなったことの、圧倒的な多さ。 毎日をつまらなくしていたのは自分だった。 だって、寝かさないでと

          寝かせないで

          昔の自分になんて言う?

          大きな不満はないけど、なんかつまらない。 そんな日に、ふと思い出した。 1年前は、心が張り裂けそうな思いをしていたこともあった。 3年前は、自分には何もないと自分の価値を信じられず、絶望していたこともあった。 今は、どうだろう? 刺激は少ないけど、穏やかな心持ちで今日を過ごした。 あの時痛めた心が、幸せを感じていた。 あの時の自分に、大丈夫だよと言いたい。 ちゃんと未来は笑ってる。 あなたが今苦しんでいることが、未来には幸せを感じる土台になっている。 そして、今の苦

          昔の自分になんて言う?

          スピリチュアルは現実逃避だと思ってた

          スピリチュアルは現実逃避だと思っていた。 正確には、現実逃避だと思われると思ってた。 小学生の道徳の時間で、教科書を読んで感動して泣いてる子が茶化されているのを見て、感動し過ぎないようになった。 陰口を言う子を見て、人に本音で話すのはやめようと思った。 仕事では、感情や感覚よりも論理的であることを求められて、感情を無視するようになった。 だけど、だけどやっぱり。 自己啓発本や、ビジネス書を読み漁って仕事のできる自分になろうとしたけど、私を癒してくれたのはスピリチュア

          スピリチュアルは現実逃避だと思ってた

          心の傷と共に生きていくには

          例えば、何かで傷ついた時。 心に、深い傷を負った時。 しばらくは、塞ぎ込むかもしれない。 でも、時間が経てば立ち直れる? いや、傷は残るよ。 深い傷跡が、皮膚にずっと残るように。 心の傷も、時間が経っても、目立たなくなっても残り続ける。 傷を抱えたまま生きる。 それは人間の宿命なのかもしれない。 先日、金継ぎというものを知った。 できてしまった傷を、放置するわけでもなく、無かったことにするわけでもなく、そのままの記憶を、美しい芸術に昇華するのだ。 これは、心の

          心の傷と共に生きていくには

          【本読んで思う】頑張っているのにうまくいかない人へ

          先日、答え合わせのように今の自分に必要な本に出会った。 本を読み続けていると、時々、こういった奇跡のようなことが起こる。 この数日で、ようやく沢山の本に教わったことが、私の中で繋がってきた。 この気づきが、今生きるのが苦しい人や、頑張っても報われないと感じている人の救いになればいいなと思う。 最後に、おすすめしたい本もいくつか挙げてみている。 これまで、たくさんの本を読み、事あるごとに本に救われてきた。 だけど、この半年くらい、いくら本を読んでも晴れない、薄いモヤがずっ

          【本読んで思う】頑張っているのにうまくいかない人へ

          【本読んで思う】辛い記憶ばかり思い出してしまう人へ

          あなたは、随分前の辛い記憶を、今でも思い出しますか? 辛かった時に寄り添ってくれなかった人を、今でも恨んでいますか? 本をたくさん読んでいると、ふとした時に様々な本の内容が繋がり、自分のものになる時があります。 それは、こちらの本を読んでいるときにやってきました。 “過去の記憶にこだわるのも「自分自身の感情」だから“ この一言が、キーワードでした。 これまでの人生、楽しかったこと、嬉しかったことが一個もない人なんて、そんなに多くはいないと思います。 私たちは、過去の

          【本読んで思う】辛い記憶ばかり思い出してしまう人へ

          【私を変えた本】変わりたいのになかなか行動できない人へ

          変わりたいけど、行動に移せない、そもそも何をすれば良いのか分からないと思っていますか? あるいは、行動する自信がないと思っていますか? 新卒で入社した会社では、1年と経たずに「私がしたかったのは、こんなことじゃない!」と不満を持ち始めました。 だけど、実力はなく、上司や先輩の指示がなければ仕事はできない。 それでも、もっと違うことがしたいと燻る私。 仕事への意欲や自信は、どんどんなくなっていきました。 さて、そうして燻っていた私が、数年後には転職という行動を取ることができ

          【私を変えた本】変わりたいのになかなか行動できない人へ

          【小さな物語】天使たちの創作

          子供の天使は、この日、初めて自分で世界を創ってみることになっていた。 「お父さんの世界は、幸せじゃない人ばっかりで、苦しそうな人ばかり。絶対僕の方が上手に世界を創れるよ」 彼は意気込んで世界を創り始めた。 「みんなが幸せになれるように、苦しみの感情は入れないでおこう。怒りも、悲しみもいらないよ。楽しみと、喜びと幸せをたっぷり感じられるようにしておこう」 天使たちは、自然の中に、思い思いに人類を創り出せる。 「幸せの感じ方がみんな違うと幸せの要素を色々作らないといけな

          【小さな物語】天使たちの創作

          【小さな物語】聞こえなくなった

          その女の子は、気がついたら、色々な物の声が聞こえていた。 マグカップなどの食器、テーブルや椅子、ぬいぐるみ・・・。 様々な物と秘密の会話を楽しんでいた。 しかし、その女の子が成長し、もはや大人の女性になっていくと、声は聞こえなくなっていた。 徐々に聞こえなくなったのではなく、気がついたら聞こえなくなっていた。 勉強、習い事、遊び、忙しくしているうちに、物と言葉を交わせることを、その子は忘れていた。 ふと、大人になって思い出したら、いつの間にか声は聞こえなくなっていた

          【小さな物語】聞こえなくなった

          【心動いた本感想日記】憧れのプリンセスになれる秘訣32「ベルの法則・ジャスミンの法則」/ウイザード・ノリリー

          なぜこの本を買ったのか、よく説明できない本はたくさんある。 ディズニープリンセスは小さい頃にアニメを見た以来で、特別好きなわけでもない。 例外で、アラジンの実写版映画は観たけど、ディズニープリンセスが好きだからという理由ではなく、たまたま私の映画ブームに時期が重なっていて、評判が良かったから。 プリンセス願望は無いと思う。 最近好んで立ち寄る書店がある。 おそらく20代付近の女性をメインターゲットに置いたラインナップの書店。 選りすぐりの可愛い文房具が陳列してあり、

          【心動いた本感想日記】憧れのプリンセスになれる秘訣32「ベルの法則・ジャスミンの法則」/ウイザード・ノリリー

          転職を迷う人、仕事が嫌で苦しい人へ

          まもなく私は、20代後半にして3回目の転職を迎える。 それを知る人から、「決断力がすごい」とか「行動力がある」とか言ってもらえるけど、実際はそんなカッコイイものではない。 今、転職を迷う人や、職場でうまくいかなくて悩んでいる人がいるなら、私の転職エピソードを共有することで、少しでも何か励みになれば良いな、と思い、言葉を紡いでいる。 私の転職理由は、どちらかというと逃げ出すに近かった。 だけど、これまでの転職に後悔しているかと問われると、後悔していない、と答えるだろう。

          転職を迷う人、仕事が嫌で苦しい人へ