カテキンの抗アレルギー作用
花粉が舞い散る季節はマスクが外せない。
好きな食べ物なのに、おなかを壊すようになった。
ある季節になると肌荒れがひどくなり、かゆみがつらい。
そうしたアレルギーは、わたしたちの生活のどこにでも潜んでいます。
緑茶に含まれる主要成分の一つに、カテキンがあります。
カテキンにはアレルギーを抑える効果があります。
アレルギーとは、体に入り込んだ異物から身を守ろうとして起きる、過剰な体の防御反応(免疫反応)です。
どのようにしてアレルギーが起きるのでしょうか。
アレルギーの原因物質(アレルゲン)が体の中に入ると、
体の防御反応として抗体が増えます。
抗体とアレルゲンとがマスト細胞とくっつくと、
ヒスタミンなどの伝達物質が放出され、花粉症で起きるくしゃみや
目のかゆみ、アレルギー性鼻炎で起きる鼻水などを引き起こすのです。
カテキンは、マスト細胞からのヒスタミンの放出を抑制することにより、
くしゃみや目のかゆみ、鼻水を抑える効果が確認されています。
特に、『べにふうき』という品種の茶に多く含まれるメチル化カテキンは高い効果を示します。