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【自由研究】8月の家計簿から、SNSと購買の関係を考えてみる。

みなさん、こんにちは。楽しい夏休みを過ごせましたか。
アカザワは奥多摩や箱根に一泊で旅行したり、日帰りでいろんな都内のお出かけスポットに遊びに行って、安近短な8月をすごしました。

(カードの明細をみながら・・・)ん?安近短?

訂正します。
私はお金をつかう天才なので、近場でもばっちり消費できていました(涙目)

さてこの浪費、ただ使ってしまってはもったいないので、コミュニティコマースの自由研究をしてみることにしました。

私が何にお金を使ったのか。そこにSNSはどんなふうに絡んでいるのか。
改めて自分の行動を基にすると、そこにはいろいろと意外な発見が隠れていて…

さあ、一緒に見ていきましょう(ふたたび涙目…)

【自由研究】SNSと購買の関係は?

今回の自由研究で調べたことはこちら。

【自由研究】SNSと購買の関係について
ライスカレー小学校 福神漬組 あかざわ👩
きっかけ:SNSでの実際の購買動線を見てみたかった。
しらべたいこと:
➀ 自分が8月に買ったもののなかで、SNSきっかけだったもの
➁ ➀で買ったものは、どんなふうに買われたのか
➂ SNS経由で買っていないものは、本当にSNS購入に寄与しないのか
用意したもの:時間とお金とカード明細💸💸💸あと思い出。

➀ 自分が8月に買ったもののなかで、SNSきっかけだったもの

明細をひっくり返したところ、100近い項目があった。涙

●家賃や水道光熱費、サブスクサービス・電子マネーチャージが1/3程度。
●クレカ連動の電子マネーで買っている日々のコーヒー代や細かい買い物。
 これは半分くらい。
●残りは自覚的に「買い物」としてお金を払っているもの。
 だいたい20個くらいある。

自覚のない消費が8割あることは置いておこう・・・。
そのうちSNSが明確にきっかけとなったのはこちら。(覚えている範囲かつ思い出した順)

●奥多摩の酒蔵 澤乃井園への訪問
●ZENBヌードルお試し
●teamLabの豊洲の展示への訪問
●セブン‐イレブンのカレーフェアで買ったもの3~4つ
●低糖質コンビニ飯アカウントでおすすめされていた商品1~2つ

<考察>
全部合わせると大体10個くらい。思いだしてみたら、意外と多かった。
「買い物」としての商品だけでなく、普段買うものにもまあまあ入っていた。
思い出した順番的にはモノ<コトで、印象に残っているものは上3つなのだが、下2つも意外とあったなあという感じである。

では、上3つのほうがSNSマーケティングしやすいかと言われると…
次の検証を見ていただきたい。

➁SNSで買ったものは、どんなふうに買われたのか

先ほど購入したものをどんな経緯で買ったのか、思い出してみる。

●澤乃井への訪問:友人が何年も前にインスタに上げていたのを思い出した。
●ZENBヌードル:かねがね気になっていた。夏休みで食べ過ぎたこともあり重い腰を上げて購入。
●teamLab:お台場の会場が閉館するという広告を見て行きたくなったが、まだ豊洲のほうに行っていなかったので豊洲にいくことにした。
●カレーフェア:もともとセブンのカレーフェアの印象が良かった。信頼できるアカウント(グルメだけでない)が複数フェア商品のレビューを上げていたため購入。
●低糖質商品:お店に行ったら思いだした。

<考察>
澤乃井とZENBは行きたい、欲しいと思っていたのに明確なきっかけがなくそのまま放置していた。teamLabに至っては、なんとなく違う施設に訪問している。
私がSNS担当なら、上3つのコントロールの利かなさに唖然としてしまう。
ある程度関与度が高い商品は、購買にいたる変数も多そうである。

一方で、意外とカレーフェアや低糖質商品は再現性が高い。一見関与度が低そうな商品でも、商品との接点さえ頻回に作れれば、なんとなくチョイスには入れそうである。

➂SNS経由で買っていないものは、本当にSNS購入に寄与しないのか

SNS経由ではないが、この8月かなり印象に残っている購入体験がある。

●Sorano Hotelの宿泊
●Minotaurとポーターのコラボミニ財布

Sorano Hotelは立川にできた滞在型のホテルで、とても満足度が高かったし、どこを切り取っても画になる空間でたくさん良い写真もとれた。立川という場所の意外性もあって、訪問後にSNSで強力におすすめしておいた。

Minotaurとポーターのコラボミニ財布は、Sorano Hotelが建っている施設内に入っている「muraco」というアウトドアブランドのショップで見つけたものだ。

財布自体はmuracoのものではなく、彼らのブランドとともに取り扱われていたものなのだけど、すっかりファンになってしまったので、SNSをフォローした。
次アウトドアブランドを買うなら、muracoのものを先に検討しようと思うし、おすすめもするだろう。

SNSと購買の一筋縄ではいかない関係


さて、8月の私のお買い物事情を明らかにしたところで。

「SNSで売りはつくれるか?」
この質問には「YES」と答えられそうです。
思った以上に、購入の前後にSNSが紐づいている。

でも、「SNSで“狙って”売りは作れるか?」という質問だとどうでしょう。
結構難しいなあという印象ではないでしょうか。

売り手が思い描いている「シナリオ」にはなかなか乗ってくれない。
一方で、想定外のきっかけや動線で購入やおススメが広がっていく。
商材やオフラインでの接点にもかなり左右されるため、再現性もとりにくい。

「じゃーやりようがないじゃないか!」
と思われるかもしれませんが、まずは購買施策で取れているKPIやCVは「SNS経由の購入のほんの一部である」と認識することが大事だと思います。

投稿にコメントしてくれた人、RTしてくれた人が購入するとは限りません。
というか、結構な確率で購入者とは異なります。

購買で見るべきは一見サイレントなユーザーの動きで、まずはこの動きを拾うことに執着すると、自分たちのブランドの勝ち筋が見えてくるんじゃないか、と思います。

きっと、私のような無名なお買い物好きが、暗躍しているはず・・・👾
このあたりの深堀については、ぜひ次回以降のnoteでも書いていこうと思います。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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澤乃井園での一コマ。思い出はプライスレス🍶


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