【第8回】疑義照会 問題 〈小児科:喘息〉
第8問
小児科 5才 男性 身長70㎝ 体重20㎏
現病歴
夜間せき込み強く救急外来受診。診察の結果喘息と診断。下記処方を出された。
アレルギー:卵
処方
Rp1.カルボシステインDS50% 0.4g 1日3回 毎食後 3日
Rp2.アンブロキソールDS1.5% 18㎎ 1日3回 毎食後 3日分
Rp3.ツロブテロールテープ2㎎ 1枚 1日1回 3日分
さてこれであなたなら疑義照会は何をしますか?
ヒントは、小児かは年齢や体重に注意しよう。
1回量の表示のgと㎎の違いもわかるかな?
処方
Rp1.カルボシステインDS50% 0.4g 1日3回 毎食後 3日
Rp2.アンブロキソールDS1.5% 18㎎ 1日3回 毎食後 3日分
Rp3.ツロブテロールテープ2㎎ 1枚 1日1回 3日分
答えはここですね。
ツロブテロールテープは年齢により貼付する㎎が異なります。
0.5~3歳未満:0.5㎎
3歳~9歳未満:1㎎
9歳以上 :2㎎
この患者は5歳なので1㎎が正解ですね。
ちなみにカルボシステインの容量は体重kg当たり1回10mg(本剤0.02g)を用時懸濁し、1日3回
アンブロキソールは0.9mg/kgを3回に分けて内服。
1日量の㎎表示は成分量(薬剤のみの重さ)、g表示は製剤量(薬剤+添加剤の重さ)です。
計算すると投与量はあっているのがわかりますね。
むかしこれを知れない先生がいたので是非覚えて下さい😊
よくわからない、もっと知りたいなど意見があれば解説します。
ではまた! 明日もぜひ見て下さい。
少しでも役立ちましたら、スキ、フォローよろしくお願いいたします🙇!
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