冬の風物詩「第五回 新川大神宮樽酒祭」開催のお知らせ
こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。今年も、冬の風物詩「新川大神宮樽酒祭」の時期がやってまいりました。
江戸の下り酒と新川の歴史
一昨日終了した大河ドラマ『どうする家康』でも、ドラマ内では、武士たちがお酒を酌み交わす姿を見かけました。
鏡開きの儀式に関しては、 徳川第四代将軍家綱が、出陣の際の必勝祈願としてお鏡を飾って、祝宴を行うようになったとも言われています。
いずれにしても、乱世の世が終わると、幕府によって大規模な酒造業の統制が行われ、商品として流通するようになり、市井の人も日本酒を楽しむようになっていきます。
幕府盛時の江戸では、年間百万樽以上の日本酒が消費されていたようです。その大半は、灘・伊丹からの「下り酒」で、それが大海原を1~2週間かけて、酒問屋街の地・新川に荷揚げされていたのです。
そんな江戸の街の風情と活気を再現できたらと、今年も、年末の12月27日(水曜日)に、「第五回 新川大神宮樽酒祭」にて、ご祈祷済みの日本酒を販売致します。
樽酒の量り売り
樽酒祭では、その場で樽から四合瓶(720ml)に詰めかえる、量り売りを行います。
年越しのインパクトのあるごちそうや、お節料理等にも相性の良い、杉樽の爽やかな香りと旨味が感じられる本物の「樽酒」です。
ご祈祷済みの樽酒を、年末年始のイベント用に、ぜひご用意くださいませ。
風情のある「鏡開き」を見学してはいかがでしょうか!
鏡開きは、かねてより結婚式や開店、企業のお祝い等、慶事全般・喜びの席には、欠かせないものでした。
ただし、イベントでは、樽は事前に開封済みのものが準備がされており、「よいしょ」という掛け声とともに、形式的に木槌を振り下ろせば、蓋が めでたく開けられるようになっています。
でも、当然ながら、実際には菰樽は、漏れないようにしっかり梱包されており、華麗な鏡開きショーをお見せする前には、菰樽の上蓋をバールで開ける等の下準備が必要なんです。(レンタル用品等では、上げ底のステンレス容器が取り付けられているものもございますが…)
では一体、どのように樽を開けていくのでしょうか?
具体的に樽を開ける鏡開き用の備品としては、木槌やバール、柄杓や茶こしが必要になります。
バールは、上蓋を開けるために、木槌や金槌は、そのバールを叩くために必要です。そして開封時には、多少藁や木屑が樽酒の中に入ってしまう場合もありますので、茶こしで取り除きます。
このように、バールで、上蓋を開けていきます。
上蓋にバール入れ込み、こじ開けていく際に、木槌でトントン叩く音♪
樽から柄杓ですくい漏斗で移しながら瓶詰していく姿、
それらの一連の作業は、菰樽の鏡開きからの”量り売り”ならではの ”特別なパフォーマンス” になります。
なにげないそんな技こそが、日本酒好き、日本の伝統文化好きの方には、見ごたえのあるものだと思はれます!!
是非この機会に、”いにしえの風情ある鏡開き” をご覧くださいませ。
訪日客の方にも、銀座からすぐ近くのこの場所で、お酒にまつわる日本の伝統的な文化を見ていただきたいですね。
ここだけの話、試飲(あくまで味見程度の分量ですが…)も無料ですし、伝統的な日本の文化体験をするには、穴場的なイベントといえますよ(笑)。
ご祈祷済みの樽酒で開運を!
年の瀬も迫り何かとご多用のことと存じますが、お時間のある方は、ぜひ遊びにいらしてくださいね。
当日は、お酒がなくなり次第、終了となります。
どうぞ暖かいうちにお早めにお越しくださいね。
お待ちしております。