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春。ワクワクがとまらないお酒が続々登場!
こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。
横浜もソメイヨシノが開花
東京のソメイヨシノは14日に開花、横浜も17日に発表になりました。例年よりも9日早い開花だそうです。
21日には宣言が解除されるとのことになりましたが、今年は、大々的なお花見宴会はしにくいところもあり、家の中でも、桜の切り花や鉢物を飾る方が増えているようです。
お散歩花見や少人数マスク会食、家でいけた桜を見ながらおうち酒でも楽しみます!
業務用冷蔵庫の中も、春色に
お蔵元さんと限定流通商品を開発し、主に日本酒地酒専門店様にお届けする、スペシャルなお酒「三宝市」に関しましては、例年通り造らせていただいております。それ以外の新酒含め春のお酒も続々と到着しており、得意先にお持ちする見本品等々で、1度に設定している冷蔵庫はいっぱいです!
![業務用冷蔵庫2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48092140/picture_pc_703557c477ad55f6a3576eb5b32c2d09.jpg)
![業務用冷蔵庫](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48092356/picture_pc_76f08172ee48ff88acb8ee9bd3cb6c54.jpg)
打ち合わせ後に試飲チェック。
春先のお酒は、見た目も味わいも、心が明るくなるものが多いです♪
味わいはフレッシュなもの、よく吟味されて造られたもの、ジャケ買いしたいラベル等、どれから試飲していこうかと、ワクワクがとまりません。
春の試飲会はないけれど、春のお酒は満載です
今日試飲したものは品ぞろえの一部ですが、北のエリアからご紹介していきます。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48089354/picture_pc_6e1308ba7b1bc3fe0f25effc32f02bdf.jpg)
秋田の雪の茅舎純米吟醸生酒しぼりたて新酒は、ピンク色の文字が春らしいですし、代表銘柄でもあるので、しぼりたての定番品も入れさせていただきます。華やかでさらっと飲みやすです。
秀よし純米大吟醸無調整生原酒(三宝市)は、こまち酵母スペシャルを用いた原酒で、パワフルかつ華やか。
宮城の浦霞大吟醸「碧友(へきゆう)」は、蔵内で一年以上貯蔵したお酒をアッサンブラージュしたスペシャルな大吟醸ブレンドですが、あまやかな練れた味わいが印象的です。(こちらに関しては、復興10年での思いも強い数量限定の商品なので、あとでペアリングの記事でも別途とり上げさせていただけたらと思っています)
同宮城県の天上夢幻の純米熟成蔵隠しも、角が取れたねれた味わいで、岡山産雄町のみで作られたもの。雄町らしいお米のふくよかさのわかる味わいとなっています。
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![大七しぼりたて](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48091532/picture_pc_2fd5790c3ef2c98026f00514698b045e.jpg)
一方、福島の大七酒造さんの純米吟醸しぼりたて(三宝市)は、一回火入れでねかせていないので、いつもの練れた味わいとは違い、しぼりたてならではのとってもフレッシュで軽快な生酛です。
群馬県の聖酒造さんの中取り純米吟醸GOTHは、渡舟50%で、聖さんらしい甘酸のバランスです。春色の中で、ブラックラベルは、モダンで目立ちます。
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![神渡](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48090789/picture_pc_2e52309bb16886b0ba3b2c6c087d57b1.jpg)
長野の神渡辛口純米大吟醸無濾過生原酒(三宝市)は、開栓して半分ちかくに減った中での試飲でしたが、開栓時にはスパークリングワインのように、栓が飛び出しました。ぴちぴちとしたガス感もあり、神渡さんらしい超フレッシュでバランスよい味わいです。
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![御代櫻](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48090350/picture_pc_b4d4c8ea9fc6623f2961e5e936430f46.jpg)
岐阜県の御代櫻さんは、まさしく、社名やラベルの色、ネーミングからも、この時期ピッタリの春を感じるお酒、純米大吟醸無濾過生原酒Sakuraです。味わいも華やかで甘やかな純米大吟醸。地元美濃加茂市の契約栽培米を用いています。
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![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48089431/picture_pc_ac59f847a79c7cfaabd7428c456a0732.jpg)
愛知県の三河武士純米直汲み生原酒(三宝市)は、「二兎」もつくる丸石醸造さんのもう一つのブランド。酸と心地よい苦みとフレッシュな味わいが食欲をそそります。
島根県の板倉酒造さんの天穏山廃純米生原酒R2は、小さいお蔵ですぐに欠品しがちですが、山廃づくりのワイルドさのわかるお酒です。冷蔵庫から出して常温に戻りつつある中での試飲でしたが、山廃の乳酸のふくらみを感じ、色々な温度帯で試したい味わいです。お隣の鳥取、大山八郷産の山田錦のみを使用して70%精米のR2醸造。熟成した山田錦のポテンシャルを感じます。瓶に「まるく やさしく 強くありたい」と書かれてある通り、常温保管でも大丈夫な酒質で、時と共にまるくやさしく、ねれた味わいになっていきます。
福井は、マニア好みの美川酒造場・舞美人さん。熟成してヴィンテージの差が出るのもまた、面白い。H29BY, R2BYなどと比較しましたが、オランジェット(オレンジピールのチョコレート)のような香りと、甘みがあるH30BYが気に入りました。
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![春酣](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48091751/picture_pc_1727c86e034544c64bbea6b793b810e7.jpg)
そして、最後に、これぞ春らしさの最たるネーミングの佐浦さんの 浦霞 純米吟醸生酒 春酣を。こちらの春酣(はるたけなわ)は、依然は空色の瓶に白いラベルでしたが、現在は、緑瓶に上の写真のような高級感のあるラベルにリニューアルされました。ラベル・味わい共に洗練されましたので、ぜひお試しくださいね!春の訪れを感じさせてくれる清々しくやわらかな味わいです。
解除とはいえまだリバウンド防止で、自粛生活は解けないものの、お気に入りの日本酒を飲みながら、心はちょっと解放したい春ですね💕
PS
なお、オリジナル限定酒「三宝市(さんぽういち)」のネーミングの由来に関しましては昨年秋の三宝市記事でもご紹介しておりますので、よろしかったらこちらもご覧くださいね。