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愛媛の郷土料理「鯛めし」。お茶漬けのようにたれごとご飯にかける南予地方の食べ方。
こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。
愛媛・松山で日本酒の講演を致しました。
日本酒のお話をするために、愛媛の松山に参りました。
今回のテーマは、「日本酒のテロワールを探る」という内容です。
会場のホテルスタッフ及び、運営面をお手伝いしていただいた日本ソムリエ協会の愛媛支部スタッフの方々も、たいへん手際よくすすめて頂き、6種類のお酒の提供温度もバッチリで、もろもろ感謝です。
テロワールという少し難しい内容だったかもしれませんが、受講者の皆様も、一生懸命耳を傾けていただきまして、ありがとうございました。
なにか少しでもお役に立てたら嬉しいです。
南予地方の鯛めしの食べ方
さて、松山では、ご当地の郷土料理「鯛めし」をいただきました。
「鯛めし」と聞くと、焼いた鯛を丸ごと一匹、土鍋でふっくら炊き込んだ「鯛めし」をイメージしますが、今日は、もう一つの食べ方を。
宇和島市を中心にした南予地方の「鯛めし」のほうです。
たまごの入っただし汁に鯛のお刺身をつけ込み(海藻や薬味も)、混ぜたものを、タレごと温かいごはんにかけていただくという食べ方です。
(「和食・郷土料理かどや」さんの鯛めしの食べ方図より)
南予地方の宇和島鯛めしの由来
宇和島鯛めしは、日振島(ひぶりじま)を根拠地にしていた伊予水軍が考えたとされる ”漁師めし” です。
火の使えない舟の上で刺身と茶碗酒で酒盛りをした後、酒を飲んでいたお碗にご飯をよそい、生の鯛の刺身をのせ、食べたのがはじまりだそうです。
お店で人気だという成龍酒造さんの「伊予賀儀屋」の純米酒、純米吟醸酒と共に頂きました。
ワインは食中酒とされ、和食にも幅広く合わせられますが、汁物、和食の吸い物等には、合わせづらいです。
やっぱり、こういう郷土料理は、地元のお酒と楽しみたいですね!