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横浜での本格焼酎・泡盛 大試飲会   其の1 薩摩編

こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。
今日は、日本酒情報ではなく、タイトルの通り焼酎情報になります。
まずは、試飲会の様子と薩摩地方の芋焼酎から。

バラエティー豊富な焼酎試飲を全制覇!

先日、横浜駅近くの鶴屋町方面のイタリアンのお店「リトルキャット」で、【本格焼酎・泡盛】の試飲会があり、参加しました。

主催は、関東本格焼酎・泡盛会事務局様で、九州エリア及び沖縄の焼酎蔵元27社が集まり、全部で100種類以上の本格焼酎、泡盛、リキュール(梅酒、柚子リキュール等)が出店されました。
たくさんの酒類お及び飲食店関係者様、愛好家の方々が集まり大盛況でした。

出展された県でいうと、九州7県(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)と、沖縄の琉球泡盛も含めたエリアの出展になります。
お蔵元が参加出展しているブースと商品の出展だけのブースとがありましたが、蔵元出展アイテムに関しては、全てちょっとずつストレートで試飲させていただき全制覇することができました。
自分の忘備録的にも、二回に分けてメモを残しておきます。

中でも、特に地理的表示GIに認定された地域(薩摩、球磨、壱岐、琉球泡盛)のお蔵の商品特性を注目していきました。

・GI薩摩(平成17年12月22日に認定)


薩摩からは多くの蔵元が出展されましたが、その中から一部ご紹介させていただきます。鹿児島の薩摩エリアは、芋焼酎の産地。
多くの芋焼酎がありますが、蒸留方法(常圧、減圧)、麹の種類(黄麹、白麹、黒麹)、芋の品種、酵母の違い(焼酎酵母、ワイン酵母)、熟成容器(ステンレス、甕、木樽)、熟成年数、精製方法(濾過、冷却濾過、イオン交換)、ブレンド等によって、香味が異なってきます。

本坊酒造 様

今回は焼酎とリキュールの出展でしたが、ウイスキー、ワイン等も醸造されている鹿児島の総合酒類メーカーになります。
各事業により、全国に醸造所も構えておられます。

日本産ウイスキーは、今、世界的に注目されていますが、本坊酒造さんは、ウイスキーだけでなく、日本の誇る焼酎でも権威ある世界的コンクールで評価をされています。

今回はリキュールを含め7種類のお酒を試飲させていただきました。

特徴的な4種類をご紹介していきます。

軽やかにバランスよく飲みやすくまとめた芋焼酎「あらわざ桜島」
ちょうどこの投稿記事を書いている最中に、東京ウイスキー&スピリツコンペティション2024 焼酎部門 受賞結果が発表され、「あらわざ桜島」が金賞を受賞されたという情報が入ってきました。おめでとうございます!

本坊酒造さんの他の焼酎も見ていきます。
甕仕込みを感じさせ複雑みも加わる「貴匠蔵」。これらは、本坊酒造さんの発祥の地、鹿児島県の薩摩半島西岸に位置する津貫で造られています。ずいぶん前にお訪ねした時とは、津貫のウイスキー製造設備等、環境もだいぶ
変わっているようです。また、薩摩旅で、再訪したいところです!

一方、「屋久杉」は、その名の通り、世界自然遺産に登録されている屋久島産の焼酎です。味わいには、軟水特有の柔らかさが感じられました。


「ARAWAZA BARREL FINISH」は、瓶形やラベルもおしゃれですが、醸造過程の最後に本坊酒造さんのシングルモルトウイスキーで使用した樽で熟成させており、ウッディーな樽香も感じられ、美味しいです。
そのままではアルコール度数が36度と高め。だからといって炭酸割りでかなり薄めて割るのではなく、本来の酒質をしっかり感じられるように、ちょっと濃い目の水割りでじっくり飲みたい芋焼酎でした。

ビギナーにもお勧めの個性派焼酎

濱田酒造 様

濱田酒造さんでは、代表的なパンチのある個性的な焼酎を2アイテムご紹介させていただきます。

新感覚焼酎

「だいやめ~DAIYAME~」
独自の技術で誕生した「香熟芋」で仕込んだこの焼酎は、香りが非常に特徴的な芋焼酎です。このライチの香りを中心にキウイやトロピカルフルーツ、バラ、ラベンダーのような華やかな香りを、初めて利いたときは、衝撃的でした。
焼酎の古いイメージに凝り固まっている方は、一度ぜひお試しいただきたい新しい感覚の芋焼酎です。
ハイボール変わりに炭酸割りなどで気軽にお試しください。蔵元からは、強炭酸水で割ると、より華やかな香りが感じられるとのこと。
一方、味わいの複雑な中国茶(青茶)や煎茶と割ると、ニュアンスが変わり爽やかで落ち着いた感じで飲めますよ。

話題の新感覚焼酎

「CHILL GREEN spaicy & citrus」
こちらは焼酎でもアレンジ版のボタニカル系麦焼酎になります。
原料に香りの良いボタニカル「 マーガオ 」を用いており個性的です。
香りは、ハーブのレモングラスや柑橘系果実、味わいには山椒のようなスパイシーさが後味に残ります。
炭酸で割って、食前、食中に。エスニック料理や中華料理にも合いそうです。
1:2位までの配分で、マーガオの柑橘系やスパイス味が良く出るようです。1:4になると、個性が薄まりますが、爽やかなレモネードのような味わいになります。アルコールに弱い方は試してみてくださいね。

銘柄名は『 落ち着く 』『 リラックスする 』を意味する「 chill out 」と、
『 ボタニカル 』『 ナチュラル 』をイメージする「 green 」を掛け合わせたとのことで、「慌ただしい日々の生活の中で、少しでもゆったりと自分らしく過ごせる時間に寄り添えるブランドでありたい」との想いを込めたそうです。

だいやめ気分で飲みたい

実は、酒類業界には いるものの、アルコールは弱いほうなのですが、今回の焼酎の試飲会では、吐きだしながらも(試飲会では多くのお酒を利きますので、香りを感じ、口に入れて味覚を確認し、吐きだしながらテイスティングしていきます)、まずは、きのままで試飲をさせていただきました。
全部は時間的にも、体力的にも無理でしたが、あとから気になるお酒は、ロックや炭酸割りでも、確認していきました。

集中していたからこそいっきに試飲ができましたが、、終了後、酔いが全面的にまわってきました…。
別日には、もっとリラックスして、※だいやめ気分で、ゆっく~り楽しみたいものです。

※「だいやめ」文化とは、「一日の疲れを焼酎の晩酌で癒す」という意味を表す鹿児島などで使われている表現です。

薩摩焼酎の世界は、次回でもご紹介していきますね!!


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