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熊野旅 直近 去年【その3】



高野山を後にして、1日目の宿、休暇村 紀州加太へ向かいます。

婆は全国の休暇村を網羅もうらしてみたいなぁ・・・と思っていて、
今回の休暇村は初めて行くところなので、ワクワクしています。

海の高台にあって、淡路島が目の前に見え、
夕日が沈んでいく絶景スポットということなので、
日の入りに間に合うよう、車を夫婦共々、頑張りましたが、
残念!間に合いませんでした。
紀伊半島は、自分の感覚より広い!

この休暇村は、駐車場の車の台数も多く、
結構な人数の人が泊まれるようで、
もし日の入りに間に合っていたとしても、
それを見ながらのお風呂は、きっと無理だったかなぁ、と・・・。
お風呂が混んで、ゆっくり見れたかどうか・・・。
そう考えて、気を取り直しました。

ここの夕食は、和食を一品一品持ってきて下さる昔ながらのスタイルで、
婆は、夕食はこれが良いんです♥
休暇村は、以前は皆なそのスタイルでしたが、
最近は人手不足や、その他の関係なのか、夕食もバイキングのところが多くなってきて、
朝はバイキングの方が嬉しいんですが、
朝も夜もバイキングというのが、シニアの自分にはちょっと好みではない・・・というか、飽きてしまう、というか・・・。
(うるさいカスタマー・・・)
でも、お子さんや若い人達には喜ばれそうですね。🍴

人手不足や、昨今の色々な事情で、宿泊業界も大変なのでしょう。

今回は昔ながらの夕食の上に、飲み物とデザートはバイキングだったので、甘いものに目がない者としては嬉しい限りでした。

部屋からの眺めは大変良く、
婆は、寝る前のそれほど遅い時間でもなかったのですが、ここで
すぅーーーーー✩と! 長い軌道の流れ星を見れました。
ラッキー★

早朝まだ暗い時間に目が覚めて、
例のごとく外を見てみたら、
まだ真っ暗なのに、たくさんの漁船が明るい光を点けて一斉いっせいに沖に向かっていくのが見えました。
釣りのお客さん向けの、何かの釣りの漁船なのでしょうか?
それとも漁師さんたちのお仕事のスタートなのでしょうか?

その後、
「6時までは、まだこんなに寝れる・・・」と思って、
また寝てしまいました。

朝になり起きて、朝風呂に行きましたが、
朝食前だったか、後だったのか、外はすっかり明るかった記憶で、

お天気も良く、パァーッと明るい中、
外の露天風呂で、周りに誰も入っていないので、
足も手も開放的に伸ばして、背泳ぎ浮きみたいな体制で
完全にリラックスして、海を見ながらゆったり入っていたら、

上を、ゴォ~~ッ✈️と、着陸間近の旅客機が通っていって、
結構大きい機影きえいで、こちらからも飛行機の窓がしっかり見える高度だったのでひるみました。

この宿は、関西国際空港がすぐ近くなのです。

一瞬、浴室内に戻ろうかと思いましたけど、
あの飛行機の窓の大きさから考えると、こちらの人間は、
楊枝ようじの先の細さの、長さ3~5mmぐらい、にしか見えないな、と計算し、

でも、男女はわかるかなー?、と思い、
でも、知った人でもないし、誰かなんてわからないし、とも思い、
お婆ちゃんだし、誰も見ないよ、とも思い、
あ、若いも、若くないも、上からじゃ判別できないか、とも思い、
いろいろ、ぐちゃぐちゃ考えながら、入っておりましたが、
その後は、飛行機は通りませんでした。

多分全然問題なく、全然わからないと思います。

一瞬だし、誰だかなんてわからないし、
そういうのも楽しいお風呂だと思いました。

今度来ることがもしあったら、湯船に誰もいなければ、機影に手を振ってみようかとも思います。


さて、朝食、身支度を済ませて、旅の2日目の始まりです。


今日はまず、熊野本宮大社に向かいました。

変わらない熊野本宮大社。

嬉しい。

こちらに訪れるのが初めての主人も、おごそかな気持ちになっているようでした。

神域内に着くとすぐ、どなたかが祈祷をお願いしたのか、太鼓たいこの音がなり、
神官の方の祝詞のりとの声が流れてきます。

人があまりおらず、神域内5ヶ所で参拝する際は、主人と別々にお参りしましたが、婆は、これまでの感謝と、願解がんほどきのお願いがありましたので、ちょっと長くなり、主人が先に参拝を終え、神域の門の所で待っている形になりました。

すべてのお参りが終わるまで、人が少なく、有難く思いました。


いつ来ても、又来たい、と思います。


参拝を終え、神域の門から出て、そこで写真を撮ったりしていたのですが、
そこで、ちょっと主人とすれ違いがあり、思いがけず、小さなケンカ?些細ささいな言い合いのような感じの事が起こりました。

何でこんな場所で・・・、と悲しく情けなく思いましたが、
原因は、何ていう事でもないような事なのです。

それでも、周りに聞こえたら恥ずかしいし、ちょっと聞こえちゃったところもあるかな、と恥ずかしく思いましたが、周りの方々の会話を聞くと、日本人だと思っていた皆さん全員、日本語ではなかったので、ホッとしました。

それじゃあ内容はわからないな、と思い、
ケンカしている様な言い方ではない、普通の冷静な言い方で、小声で声をひそめて言いたい事だけは言いましたら、主人も悪かった、悪かった、と、心とは裏腹に取りあえずはこんな場所では収めた方が得策とくさくだと思ったかん満載で、下手したてに出てくれましたので、続きは車に戻ってから、と暗黙でなった形に収まりました。


気を取り直して、
前回参拝した時に目にし、今回こちらで買おうと思っていた『神楽かぐら鈴』を買いました。
こちらは巫女みこさんが舞うときに手に持つ鈴で、
取っ手の棒の先に、鈴がソフトクリームのような形で、たくさん付いていて、シャラシャラシャララ~~~と、鈴が複数なので、綺麗きれい音色ねいろなのです。

太鼓たいこの迫力のある音もそうですが、こういった綺麗な音色も、
魔を払う、とか、場を清める、という音の力があると読んだことがあり、
それでも家では、音楽教室ではないので、そんなにしょっちゅう鳴らすことははばかられてしまうのですが、
音が綺麗なので買いたくなってしまいました。

それと明日の朝、山奥にある玉置神社の早朝参拝をするにあたって、
玉置神社で熊が出た話は聞いたことがないのですが、
昨今、日本中で熊出没の話題があふれていて、
時期も12月ですし、熊も冬眠に入ったでしょうが、
12月と言えども温暖化で暖かいので、一応、熊鈴を持ってこようと思っていたところ、うっかり忘れてしまい、
明日この神楽鈴を玉置神社の早朝参拝に持って行こうと、考えたことでもありました。

買った神楽鈴を、社務所で入れていただいた袋の上から手に持ち、人のいない所で時々シャラランと鳴らして歩きながら、先程さきほどよろしくない雰囲気を、神様の鈴ので払いました♪

その後、歩いて産田社うぶたしゃ大斎原おおゆのはらに行き、参拝。

その後、世界遺産の温泉『つぼ湯』に行って、
婆は以前入ったことがあるので、今回は主人のみ入りました。

出てきたら、顔がポッポ、ポッポしており、
冬であるのに、外を歩いていても暑い暑い、と言っておりました。



その後は、十津川とつかわ村にある温泉郷の宿に向かいます。

前回までは、玉置神社参拝の前夜は、熊野本宮大社の近くに宿を取っていましたが、30kmほどあるので、今回は玉置神社から一番近いと思われる温泉郷に宿を取りました。

ここからなら、おそらく玉置神社までは車なら楽勝で30分以内に着けると考えました。

食事も美味しく、源泉掛け流しの温泉も良かったです。

人里離れた、川沿いの山道の途中にポツンとあって、すごく静かでした。
夜は真っ暗!になるので、星が綺麗だと思いますが、
その日は山の霧のためなのか、残念ながら確認出来ず、
寒い12月ということもあり、部屋の暖かい空気が逃げてしまいそうで、それ以上窓を開けられませんでした。

外は・・・、

とにかく、真っ暗・・・・。静か・・・。

何にもない・・・。


  現代は、こういうのこそ、
  心のご馳走!
  貴重な体験かもしれません。


チェックインから朝まで一晩中入浴できるので、
真夜中に一人、山中の川沿いで湯に入るというのも、おもむきがあるかもしれません。
(婆は、こわがりなので・・・)

宿の方の感じも良く、親切で、
明日の早朝参拝に出る時間帯の、玄関の出方を教えてもらっていたら、
急に、懐中電灯を用意しておけば良かったと頭に浮かび、

12月なんて日の短い季節に参拝するのは初めてなので、
朝の参拝の山道が、どのくらい暗いのか思いもせず、心配になりました。

熊除けの鈴は用意したのに、懐中電灯の用意を忘れていました。

それを言ったら、2本貸して下さって、
スマホの灯りでは、心許こころもとなかったので、本当に安心し、ありがたく思った次第でした。


明日は、玉置神社の早朝参拝。
予定では5時起きです。(確か…)


それでは一先ひとまず、
おやすみなさい (-.-)Zzz・・・・