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シティポップ✖️アニメ 新作映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』(2021)の至極の爽快感について ~映画イラスト~
Words Bubble Up Like Soda 上映日:2021年07月22日製作国:日本上映時間:87分 監督
イシグロキョウヘイ 脚本 佐藤大 主題歌/挿入歌 never young beach
出演者 市川染五郎 杉咲花 潘めぐみ 花江夏樹 梅原裕一郎 中島愛 諸星すみれ 神谷浩史 坂本真綾 山寺宏一
![サイダー四コマ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52184842/picture_pc_5792617f28d40b2b8c03e4880ea46f6e.jpg?width=1200)
今作『サイダーのように言葉が湧き上がる』の四コマ映画描かせていただきました!
チラシに掲載されております!
機会がありましたら見てみてください!
四コマ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』
→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2721
僕はこの四コマを、2020年の3月にはすでに提出してましたからね。。
まさかそっから公開まで1年4ヶ月かかるなんて。。
![サイダー四コマ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52184778/picture_pc_dcb407bd2edfbac367df96aaa4a91b52.jpg?width=1200)
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昨年夏の公開予定がコロナで一年延期となり、、
さらに今年6月公開予定だったのが
さらに再延期され、7月22日に公開予定!
というハラハラドキドキの1年でした。。
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「シティポップ」
爽やかで可愛い佳作、というのがピッタリかと。
話の根幹は、「コンプレックスを持ったティーンエイジャー(つまり全員)の初々しい恋物語」なのですが、
それを包む要素が面白い。
一つは「シティポップ」。
劇伴はもちろんのこと、劇中歌は大貫妙子で、主題歌はシティポップを現代解釈したnever young beach。
オシャレとはこのこと、気持ちいいとはこのこと、みたいな音楽で全編包まれています。
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「シティポップのイラスト」
二つ目は「シティポップのイラスト」。
監督も言っている通り、イラストのスタイルは鈴木英人。
山下達郎のアルバム『FOR YOU』のジャケットイラストの感じで全編描かれています。
個人的に、シティポップのイラストがずっと動いてくれてる!という爽快感は、未だかつて味わったことのない気持ちよさでした。
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「俳句」
三つ目は「俳句」。突如の「俳句」。
俳句もブームではありますけど、ブームだから取り入れたという浅ましさではない。
「俳句とラップの親和性」と言いますか
「俳句もラップも源流は同じ」と言いますか。
俳句はとても音楽的な文学だし
ラップはとても文学的な音楽。
自分の気持ちをうまく表せない主人公が俳句でなら自分の気持ちをうまく表現できるぞってことで
俳句を作りまくるんですけど
彼が魂込めて俳句を発するうちにそれが「ラップ」になっていく、というのがとても面白かったです。
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絵の爽快感、音楽の爽快感、思春期ならではのモヤモヤ感が言葉によって昇華される爽快感。
暑い夏に冷房効いた映画館で観たいのさ。
四コマ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』
→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2721