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Photo by
take_kuroki
突然、仕事がつまらなくなった日の話
その日は、朝からメインの担当業務である図書の書誌データ登録をしていました。
ふだんなら「さあ来い、めんどうな書誌階層構造の本たちよ!」みたいな勢いで30分くらいすぐに経ってしまうのですが、なぜか気分が乗りません。
仕事がつらいというより、つまらないというほうがしっくりくる感じで、時計ばかり見てしまうのですが、なかなか時間が過ぎていきません。
昼はカウンターのシフトが入っていて、やはりふだんならカウンターに来る利用者には「ようこそ♡」という気持ちなのですが、なぜだかイラっとします。
気分を切り替えようと配架に出かけ、私は配架が好きなので、ふだんならモヤモヤしているときもちょっとリセットされたりするのですが、その時はどうしてこんなにたくさんあるんだろうという気分にしかならず、途中で飽き飽きしてやりかけのブックトラックを元の場所に戻してしまいました(後で誰か他の人が配架してくれていました…)。
帰り道で「今まで十数年働いてきてこんなことはなかったのに、この待遇で仕事が楽しいだけがよりどころみたいなものだったのに、こうなったらもう図書館員稼業もおしまいかな。でも今さら転職なんて…」とくよくよ考えていたのですが、帰宅後に理由がわかりました。
体温を計ったら38.4℃。うおお。
もしかすると朝から熱があったのかもしれませんが「仕事がつまらない」以外に何の症状もなかったので気づきませんでした(鈍感すぎる…)。
ちなみに発熱の原因はただの風邪で、2日寝ていたら治りました。
やはり楽しく仕事するためには健康が大切ですね、というありきたりな話でしかありませんが、仕事の楽しさが自分の体調ひとつに左右されると考えると、ちょっと危うさも感じますね。