英語の学習方法 -Amazon米国本社で働くまでにぼくがやったこと-
この記事では「ぼくがAmazonのアメリカ本社で働くまでにどのように英語を勉強してきたか?」ということについて詳しく書いていく。ぼくは日本の大学を出てから10年ほど普通に働きながら地道に英語を勉強してきたわけだけど、その中で「これは本当に役に立ったな」と思った勉強法や教材だけを惜しみなくご紹介していく。
前回の記事ではこの前段の話として「そもそもアメリカで働くにあたってどれくらいの英語力が必要なのか?」ということについて定義してみた。ポイントとして英語がペラペラである必要はないとした上で"ある程度の英語力"と"(英語力を補う)自分だけの強み"があればよいという結論を述べた。今回はこの"ある程度の英語力"をどうやって勉強して身につけるかということについてじっくり説明していく。
この記事はこんな人に読んでいただけたら嬉しい。
ちなみに話を進める前に筆者の英語力がどの程度だったのかということについて触れておく。ぼくはいわゆる純ジャパというものではない。父親の仕事の関係で小さい頃 (3-6歳のとき) にオーストラリアに3年半ほど住んでいた。こういうと「なんだ、帰国子女なのか」と思われるかもしれない。
けれどぼくはオーストラリアで人種差別を受けてすぐさま現地の学校から日本人学校というものに逃げた(転校した)という暗黒の歴史がある。せっかくネイティブの英語を学ぶ環境にいたのにも関わらず、差別が原因で外国人にも英語にも超コンプレックスを持ってしまった。なので3.5年もオーストラリアにいたのに日本人しかいない日本人学校という場所にひきこもり、その結果(マジで)全く英語は身につかなかった。細かい経緯について以下の記事に譲るけれど、要は「残念な帰国子女」になってしまったのだ。
なので一応ぼくは帰国子女ということにはなるものの、英語も外人も苦手というマイナスからのスタートだった。というわけでぼくは日本に帰ってから(海外経験はなかったものとして)普通に地道に勉強してきたし、なんなら英語・外人コンプレックスと10年ぐらい付き合いながらなんとか仕事で使える英語力を身につけたということになる。だからこそ英語がなかなか身につかなくて苦しい人の気持ちは痛いほど分かる。
そんなわけでこの記事は効果的な英語勉強法に加えて「外国人コンプレックスをどう解消していくか」ということについても触れるユニークな内容にしています。この記事が英語学習に悩むすべての方に役に立てたらこれほど嬉しいことはありません!
それではここから具体的な英語の勉強方法について書いていきます。この記事は約10,000字あります。英語学習について真面目に考えてきた人にとっては「それは知っているよ」という内容もあると思うのでそこは果敢にスキップしてもらって大丈夫です。ざっと目を通した上で「これはいいな」と思うところを何度も復習していただくのがいい活用法かもしれません。
さて目次は以下の通り。まずはじめに「そもそもどのような心構えで英語の勉強に取り組むべきか」ということについて綴ります。これが最も大事なことだと思っているものの「そういうのはいいから早速勉強法を教えてほしい!」という方は「2. 基本的な考え方」以降から読み進めていただければ。
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