ベガルタ仙台vs名古屋グランパス 仙台の立ち振る舞いの予想
1.予想スターティングイレブン
図1
引用元:【J1展望】仙台×名古屋|ルヴァン杯大敗の仙台とアウェー15戦未勝利の名古屋。勝機はどちらに!?
2.ボール保持の予想
1-3-1-4-2
サイドレーンはサイドバックの選手がポジショニング。ビルドアップは吉野が1列降りて3バック化し、ボールの運び手になると予想されます。
図2
この形はルヴァンカップ同様のパターンとなりますから、仙台が、というよりも、まずは名古屋がどう立ち振る舞うかがポイントです。
両サイドバックのパラ、蜂須賀が相手のサイドハーフ、サイドバックを迷わせることができれば順調。逆に自信を持って前からプレスをかけてくると苦しい展開になると予想されます。
図3
苦しい展開となった場合でも、道渕、崇兆ともにサイドレーンでしっかりプレーできるプレーヤーですから、フリーマンの匠や赤﨑と共に、相手の動きを封じるポジションをとれると面白い展開になるかもしれません。
図4
3.ボール非保持の予想
1-4-4-2
ポイントとなるのはオフェンシブハーフの阿部です。
ルヴァンカップの浦和戦ではDF-MF間にポジションをとる杉本の捕まえ方に苦労しました。
開幕戦も同様で、ライン間で浮く阿部を、センターバックがついていくのか、ディフェンシブハーフが見るのかが鍵となりそうです。
名古屋の丸山、中谷はしっかりと前方向にパスを通すことができる選手ですから、仙台中盤より後方がズレている状態で前線がプレスを開始してしまうと、引き付けた分だけ、名古屋の中盤に時間とスペースを与えてしまう可能性があります。
基準ができた状態での連動したプレスがかけられるか。かけられないなら、かけないという判断ができるかが楽しみです。
図5
押し込まれた状態の守備でも、ビルドアップ同様、阿部の捕まえ方には苦労しそうです。
浦和戦ではサイドバックとセンターバックの間に走る相手選手の動きに両ボランチが釣られ、中盤底にスペースができてしまい、レオナルドにゴールを許しました。
名古屋はサイドハーフがボールを持つとカットインしてきますから、ピッチを横断するスペースが生まれるのは危険です。
センターバックがついていくのか、ディフェンシブハーフがついていくのか、ついていくなら誰がスペース管理を行うのかは注目ポイントです。
また、仙台としてはこの動きは予想できる崩し方なので、わざと中に誘導し、ボールを残して中央からのカウンターに持ち込めると理想的だと思います。
図6
2020シーズンのリーグ、そしてホーム開幕戦。しっかり楽しみましょう。
そして体調は各々が自己管理で、いい休日を過ごせるように。
ユアテックスタジアムやDAZNで共に戦うみなさま、今シーズンもどうぞ、よろしくお願いします。