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【副業】FXで副業!サラリーマンがFXをする際の注意点やデメリットもしっかりと学べば怖くない!

FXはサラリーマンに人気の副業の一つで、働きながら年間数千万円もの利益を上げている人もなかにはいます。しかし、正しい知識をもって運用をしないと、ほとんど収益を上げられなかったり、最悪借金を抱えてしまうケースもあります。

この記事ではFXを副業として検討中の人を対象に、リスクや危険性のほか、実践する際の注意点について説明します。

■FXとは

そもそもFXとはどのようなものなのでしょうか?以下でいくつかポイントを解説していきます。

◇FXは外貨を取引する
FXは外貨を売買する投資のことを指します。日本語では外国為替証拠金取引と言い、外為(がいため)と表現する場合もあります。

一般的な株や債券、物品の売買とは異なり、各国のお金を取引対象にしています。例えば日本の通貨は円ですが、円でドルやユーロを購入し、任意のタイミングで売却すると利益(損失)が生じます。

仮に1ドルを105円で買ったとしましょう。もし1ドルが110円の段階で売った場合、1ドルあたり5円の利益となります。反対に100円の時点で売ってしまうと、5円の損失が出てしまいます。

上記のように、通貨を安く買って高く売ることがFXの基本的な取引方法です。反対に高く売って安く買うこともできるため、どのような相場状況でも利益を上げるチャンスがあります。

◇スワップでも儲けが出せる
一方、売買による為替差益のみではなく、スワップで利益を上げられる点も特徴です。スワップは、取引している通貨間の金利差によって生じる差額のことで、スワップポイントとも呼ばれています。通常は他国通貨を購入している(買いポジションを持っている)場合に差額を受け取ることができます。反対に他国通貨を売っている状態(売りポジション)は差額を支払わなくてはいけません。

スワップは一日単位で付与されますが、各国通貨の金利差が関わるため、政策金利が高い国の通貨ほど多くのスワップを得られます。特に高金利の通貨はトルコのリラや南アフリカのランドで、これらの通貨を保有していると日々多額のスワップが付与されます。

FXは為替差益で儲ける場合がほとんどですが、長い目で見るとスワップも多額の利益が期待できます。しかし、常に為替変動のリスクにさらされていますので、為替差損に注意しましょう。

◇一定額の資金(証拠金)が必要になる
FXで取引を始めるためには一定の資金が求められます。取引する際に必要な資金は証拠金と呼び、一定額を口座に預けなくてはいけません。

例えば、1ドル105円のときに1万ドルを取引する場合、105万円の証拠金が必要になります。取引する通貨の量が多いほど求められる証拠金も増えるため、資金が限られる人は手が出しづらいかもしれません。

しかし、レバレッジを活用すればより少ない資金で取引が可能です。仮に1ドル105円を1万ドル、レバレッジ10倍で取引した場合、必要な証拠金は10万5,000円で済みます。レバレッジなしに比べて10分の1で済むため、サラリーマンでも手が出しやすいでしょう。



■FXの危険性って?

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為替差益やスワップで収益を得られるうえ、レバレッジを活用すれば少ない資金で取引可能なFXですが、安易に始めてはいけません。他の副業とは違った危険性を秘めており、最悪多額の借金を抱える羽目になります。

以下では、FXの危険性について詳しく解説していきます。


◇ゼロサムゲームである
基本的にFXはゼロサムゲームであり、利益を得た人がいる一方、裏では損している人が同じ数だけがいます。ただし、実際は取引手数料(スプレッド)を取られますので、利益を得た人に全額還元されるわけではありません。

理論上は勝つか負けるかしかなく、勝率は50%ですが、買っても利益が少なかったり、反対に負けたときの損失が多くなったりする場合もあります。「確率は50%だし、資金が増えるか減るだけだよね」と、安易な気持ちで始めるのは危険です。

FXは勘に任せてしまうとギャンブルと同じになってしまいます。投資であることを認識したうえで取引しましょう。

◇レバレッジの影響で多額の損失を被る危険がある
レバレッジを高めると少ない資金で大きな取引ができます。例えば、レバレッジ25倍の場合、4万円の資金で100万円分の通貨を取引可能です。

しかし、レバレッジが高まると値動きの影響も受けやすくなります。もし1ドル105円のときに1万ドルを買い、106円になった段階で売れば25万円の利益が出ます(レバレッジが25倍の場合)。反対にレバレッジなしだと1万円の利益にしかなりません。

一方、1ドル104円のときに売った場合はどうでしょうか。レバレッジなしでは1万円の損失であるのに対し、レバレッジ25倍では25万円の損失が出てしまいます。レバレッジが高まるほど得られる利益も増えますが、同様に損失も増える点には気を付けましょう。

◇レートは常に動いている
為替のレートは一定ではなく、需給バランスによって変動します。FXはレート変動によって生じる為替差益を狙う投資ですが、需給バランスが崩れるとレートが急変動し、多額の損失を被るおそれがあります。

過去にはいくつもの為替相場の急変動が起きており、資金がマイナスになって借金ができるケースも出ています。「儲けるつもりが借金を抱えてしまった……」という羽目にならないよう、FXでは常に為替相場の変動を考慮しておく必要があります。

◇さまざまなリスクがある
FXにおけるリスクは、おもに以下の6つがあります。

● 急な為替の変動
● ハイレバレッジでの取引
● 政策金利の変動
● スリッページ(約定価格のずれ)
● ロスカット(強制決済)
● 災害や有事など流動性リスク

為替の変動やハイレバレッジの取引はもちろん、政策金利の変化にも注意しましょう。政策金利が変わると得られるスワップポイントに影響するため、レートが急変動することもあります。

また、スリッページによる約定価格のずれや、ロスカットにも注意を要します。特にロスカットは多大な損失につながりかねません。防ぐためには、証拠金維持率がロスカット水準を下回らないようにする必要があります。

このほか、災害や戦争などの有事の際に相場が急変動する危険も潜んでいます。FXでは流動性リスクと呼ばれていますが、予測は不可能と断言してもよいでしょう。流動性リスクを軽減するためには、日頃から不測の事態に備えることが重要です。


■FXは勉強が大事!

FXは安易に行なうべきではありません。たしかに口座は簡単に開設できますが、今すぐに始められる類の副業とは異なります。できれば4~6ヵ月はFXに触れ、取引やコツを勉強しましょう。

では、どのやって勉強すれば良いのでしょうか?以下で勉強のコツを説明していきます。

◇デモトレードで取引の流れをつかむ
実際の資金で取引をするのはリスクが大きいため、デモトレードを活用しましょう。デモトレードとは、架空の資金を使って取引できる仕組みで、レートは実際の市場とほぼ同じです。万が一失敗してもリスクがなく、借金を抱える心配もありません。なお、FX会社の多くはデモ口座を無料で開設できます。

デモトレードを利用すれば、FXの流れや取引の方法を練習可能です。実際と同じ取引環境を用意しているFX会社もあります。FXを基礎から学びたい人は、まずデモ口座の開設から始めましょう。

◇信頼できる人の下で勉強する(独学は避ける)
FXを学ぶなら信頼できる人の下で学習することをおすすめします。やはり先人に学ぶこと以上に最適な方法はありません。

反対に独学は避けるようにしましょう。FXで失敗する人の多くは独学で学んでおり、リスクを取りすぎたり市場を理解していなかったりなど、すべて自己流で済ませがちです。ビギナーズラックを実力と勘違いしてしまう可能性もありますが、運が良かっただけの話でしかありません。何にせよ、独学は危険だと考えておくべきです。

◇セミナーにも参加する
尻込みしてしまうかもしれませんが、セミナーへの参加も最適な方法といえます。先人から学ぶ貴重な機会であり、FXを本気で学ぼうとする人たちが集まるため、仲間を見つけることも可能です。

副業アカデミーは時折FXのセミナーを開催しています。著名なトレーダーから貴重なノウハウを学ぶチャンスです。気になるセミナーがあればぜひ一度参加してみてください。

◇経済・政治関係のニュースを読む
FXは経済や政治に関するイベントでレートが変動することも珍しくありません。そのため、日頃から経済・政治関連のニュースはチェックする癖を付け、トレンドを掴む感覚を磨きましょう。

レートへの影響は取引する通貨によって変わります。例えばドル円の場合、アメリカの雇用統計やFOMC(政策金利の発表がある)が相場の動きに影響を及ぼします。

ただし、レートは日々動いています。後述しますが、平日は24時間市場が開いていますので、出勤前や通勤中に経済や政治に関するニュースをチェックしましょう。

■副業としてFXを行なう際の注意点

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副業としてFXを実践している人は少なくないですが、始めるにあたっての注意点もあります。これから取り組む予定の人は、次の4点を押さえておきましょう。


◇金融関係に従事していると口座が作れない場合がある
銀行や証券会社、保険会社などで働いている人は、FX口座を作れない場合があるので注意しましょう。これは金融証券取引法の影響を受けるからで、立場上有利な状況で取引できる懸念があるためです。いわゆるインサイダー取引に該当する可能性があり、勤務先で明確に禁止されている可能性もあります。

もし当てはまる人は、口座開設前にFX会社へ問い合わせてみることをおすすめします。

◇企業によって副業の規則が異なる
各企業は副業の規則を定めていますが、内容は企業によって異なります。例えば全面的に禁止している場合がありますし、許可が必要なところもあります。

特に全面禁止の企業の場合、勝手にFXを始めると何らかの処分を受ける可能性も否定できません。FXは投資であり、副業には当てはまらないといえますが、念のため就業規則の確認をおすすめします。

◇取引は平日のみで土日は取引できない
FXを取引できるのは平日に限られます。土日は市場が開いておらず、取引ができません。ただし、世界中の市場が閉まる時間に差がありますので、実際は土曜日の午前6時~7時まで売買できます。祝日も取引は可能ですが、市場の参加者も減ることから、レートの変動も鈍くなります。

なお、平日なら24時間いつでも取引が可能です。通勤中や昼休みなどの時間を活用しましょう。

◇就業中の相場変動に備えること
就業中は仕事に専念しないといけないため、FXの取引ができません。しかし、就業中に相場が変動する可能性がゼロではないため、荒れそうなときは反対の売買注文を出すなど、万が一に備えておきましょう。

為替は時間帯によって値動きが変わります。昼休み後に多額の含み損を抱えているケースもありえますので、リスクへの備えは常に万全な状態を保ちましょう。

■最後に

FXはサラリーマンに人気の副業ですが、危険性も認識する必要があります。本気で取り組むなら時間をかけて勉強し、取引の流れやコツをしっかり身に付けましょう。

副業アカデミーではFX講座も開催しています。FXで本気で稼ぎたい人、実践で役立つ手法を身に付けたい人はぜひ検討してみてください。

それではまた。

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