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国立成育医療研究センター 出産レポ②

無事出産できた!
と思ったのも束の間、出血量が多く貧血になってしまい絶対安静に…
でも、この経験から本当に医療体制の整った成育医療研究センターでの出産を選んでよかったと実感しました。


安心の医療体制

私は、悪阻も無く出産まで本当に元気いっぱい過ごすことのできた妊婦生活でした。ただ、やはり出産は何が起きるかわからないもの。
子宮口全開でここから!という時に、赤ちゃんのバイタルが悪化し、急遽「吸引」での出産に。(詳細は出産レポ①をご覧ください)

たくさんのスタッフの方がバタバタと部屋に入ってきて、「少しでも早く赤ちゃんを出すために吸引にするからね!」と声を掛けられ、「そんなに赤ちゃんは危険な状態なのかな」と猛烈な不安に襲われ、震えが止まらなくなりました…!
ただ、大勢のスタッフの方にサポートいただいている状況と、日本一の小児病院であるこの病院の判断なら間違いない!と思えたことが本当に心の支えになりました。

無事に産声を聞いた後も、新生児専門医の方がしっかり状態をチェックして頂けるので、「赤ちゃん元気だよ」と言ってもらえた時は、本当に心から安心したことを覚えています。

妊娠中は「レストランのような美味しいご飯」「綺麗な施設」の病院での出産に、いいなぁ!と思うこともありました。
でも、万が一の事態が起きた時に、NICUのある病院へ救急搬送されるリスク(搬送中に何かあったらどうしよう…とか)を考えると、手厚い医療体制のある病院で出産をすることが何より!と実感しています。

LDR部屋の有難さ

LDR(エルディーアール)とは、陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)の頭文字をとった言葉で、陣痛から分娩、回復までを同じ部屋で行う出産方法

実際に陣痛が起きて病院に行くまで「LDR」の意味も知らなかった私。
でも、実際にLDR室で陣痛~出産~回復までを過ごし、その良さを実感しました!

具体的には…
・初産だったため子宮口が全開になるまで時間がかかったが部屋の移動なく陣痛~分娩までを過ごすことができた。(子宮口全開までは午後3時から翌8時まで計17時間かかりました泣)

・旦那さんに付き添ってもらいましたが、旦那さんもLDR室内のソファで仮眠をとって一緒に陣痛の時間も過ごすことができました。ただでさえ初めての出産で不安が多かったので、ずっと同じ部屋で付き添ってもらえたのは本当に心強かったです!

・出産後、貧血症状が出てしまいベッドから起き上がることもできず、横になっていることがやっとの状態に。その時も、貧血症状が落ち着くまでLDR室で休を休めることができた。

24時間無痛分娩対応

高齢出産ということもあり、産後の体力回復のため無痛分娩は必須条件でした!

良かった点:

・初産で、子宮口全開まで時間がかかったので、長い陣痛時間を無痛状態で過ごし体力を温存できた。本当に陣痛来てるのかな?と自分でモニターを確認するくらい痛みは軽減されました!
・年間1,000件近い無痛分娩の実績があり安心!
・麻酔科医の先生が処置してくれる
・麻酔が弱いなと思ったら自分でボタンを押して追加できるシステムで都度先生や助産師さんを呼ぶ必要がなかった(限度量が設定されていて無制限に追加されないよう制御されています)
・陣痛中に定期的に、麻酔科医の先生が状況チェックにきてくれ、麻酔が弱まっている場合に相談ができた

悪かった点:

・陣痛が長かったので、背中の管がずれてしまい、途中で差し直しが発生してしまった

出産後に、無痛分娩についてのアンケートもあり、低い評価がついていた場合には丁寧に麻酔科医の先生が理由をヒアリングしに患者さんのところを訪問しているようで、とても丁寧な印象を受けました。


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