41日目 ベトナム中部の都市:ホイアン その9 「タイ30日✙ベトナム20日のバックパッカー旅(なるべく安く、なるべく長く、なるべく楽しく)」
朝、目は覚めたけどベッドの中にいたところ、清掃車が前を回っているらしい音がした。時計を見ると6時20分頃。ホイアンの街は観光客も多いのでゴミもたくさん出ているだろうに、街中は清潔できれいだ。アジアでよく見かけるような散らかった匂いのする乱雑な景色とは異なっている。日本の街中と変わらない。この清掃車が回っているらしい音を聴くのも、毎日ではないにしても頻度は高い。今日はもう通り過ぎてしまったが、こんど外に出て見てみよう。
昨日は色々とバタバタしたので、疲れたってほどではないはずだけど、やっぱり気疲れした。おかげで毎日のルーティーンのうちできなかった、日本のマーケットチェックから。
同宿の日本人女性が1泊2日か2泊3日かな、昨日の午後、観光から宿に戻ったところで出会った。ダナン空港への乗り合いミニバスのことで、私が宿のオーナーと話していたところだった。ちょうどいい時間の便がないのよねと声をかけてくれた。翌日朝8時にここを出てハノイに戻って日本に帰国する様子だった。
そしてその8時にグラブタクシーが来てお見送り。
私もおかげでグラブタクシーも含めて考えることになり、調べてみた。
結局効率よくグラブタクシーで行ったとしても余裕時間は見なくちゃいけない。ゆったり午後便14時40分発の飛行機で、出国手続きとかもいらない国内線だけど。
余分な時間と考えるか、ラウンジでのんびりできる時間と考えるか、宿にいてのんびりしていても同じこと。
結局もともと宿がご推奨のミニバスで、余裕を持った時間に空港に着くことを選択して予約をお願いした。何ごともスラック余裕が大切。
荷造りでふと思いついた反省点が一つ。
HUAWEIベルト8の充電ケーブルを無くした件、あれ1本だけ裸でカバンに入れていた。やっぱりケーブルはケーブルで一旦まとめて袋に入れなきゃダメだな、ビニール袋でいい。あの時ケーブル関係を入れていた袋を探しだすのが大変だったのだけれど、とりあえず空の袋にでも一旦入れておけば、取りこぼし落としたとしても目立って気づくだろう。次回は透明の小袋を多数持参しよう。
今日まであんまり観光観光ってよりも、のんびり過ごすことを優先に考えていたホイアンだけど、ここからすぐのところにミーソン遺跡がある。せっかくだから見ていこう。
一番お手軽なのはバスツアー。予報では明日も明後日も雨、その次はもうホイアン最終日。天気予報はあてにならないけれど、明日の方がまだ雨が小降りなので出来たら明日にしよう。地球の歩き方にも出ていたツアーの申し込みに旅行会社を訪ねた。
ミーソン遺跡ツアー明日分を申し込み、510ドン 3315円。キャッシュ払いはなるべく避けてカード払いにしたいところ。事務員さんは、クレジットカードの機器の操作に不慣れなのか消極的。カード手数料分3%上乗せして負担してくれとの言葉にはOKした。その機器を取り扱いできる人もまた限定されているのか、隣のお姉さんに頼んでやってもらっていた。
ところで道路端歩道の写真は、なんで撮ったかっていうと、これが普通のベトナムの歩道の風景です。
歩く道ではなくて実質的にバイクの駐輪場、なかなか人が安全に歩ける状態にない。全然バリアフリーじゃないんです。盲目の杖ついてる人が歩くのってなかなか難しいだろうし、実際に見たことがない。後日見たベビーカーを押す外国人は大変そうだった。
昨日美味しかった市場の屋台のバインミー。昨日ポークだったから、今日はエッグの25ドン。
屋台によくある、お風呂の椅子みたいなのに座って美味しくその場で食べちゃった。夜の市場の雰囲気を感じながら。パンだけ二つ買っていく地元の人がいたから真似して、明日の朝食用に一つ買った、10ドン。野菜をカットして、ベジタブルバインミーにして食べてみよう。
エッグだったらやっぱり昨日ほどはお腹にずしっとくる訳じゃないから、更に屋台の肉まんも買い食い。
帰り道、平仮名が黒板に貼ってある部屋を見つけた。看板は寺子屋ってなっていて、ちょうど日本語を教えている。
女の子の生徒2人に先生1人。少し覗いたら、歓迎してくれた。
一緒に撮った写真
生徒を前に先生とお話。ホイアンは旧市街の方が物価が高いそうです。外国人目当てで、だから旧市街の市場もちょっと高いのだそう。新市街に行った方が地元の人向けとのこと。
先生はホーチミン出身で、もうこちらで5年教えている。ボランティアで授業料はかかっていない。オーナーは日本の東京多摩地区に住んでいて、ベトナム料理の店を5か店経営していると言ってた。
この寺子屋、先日アップした“ホイアンその7”でご推奨したYouTube動画の中でも紹介されています(帰国後知ったことですが)
再び夜のホイアン。今日は雨が降っているから、夜の通りも空いている。
雨の降った日はこうやって雨除け付きの船になる。とはいっても半分の人は傘をささないほどの小雨。
例のお葬式はまだやってる。5日目ともなった夜になると、もうみんな楽しそうに話をしている。故人の思い出話をしながら、親戚が集まってワイワイ。これもいいんじゃないかな。
ちょうどホイアンに泊まっていたこの頃が、一番やりたかった「1週間以上その街に滞在して暮らすように過ごす」を実践できていました。