見出し画像

読書ログ・『すぐ死ぬんだから』 内館牧子著 2018.08発行

いつもの啓蒙書・ビジネス関連書と違って久しぶりに小説を読んだのですが、面白かったです。
 
心に残った言葉は次の3つ。
・「自分の人生は自分のものだから、自分で決めるって考えた。人間関係って最初は泣いたり 恨んだり やり返したりするけど、自分の人生だから自分がいいようにすると腹をくくると、覚悟ができる。 自分を優先させるのも大変な覚悟だけど、自分を通す。いつ 最後が来ても何の後悔もないように生きる。」
 → 自己肯定感がある程度満たされていれば、持続的に不機嫌になることも難しい。

・「相手の人生に対して、他人は何の責任も義務もない、基本的に無頓着なんです。」
 → 自分の不機嫌になったり、周りの人が不機嫌になったときに、なぜ不機嫌になっているのかは、特に自己肯定感とも関連している。人には口出ししてくるけど所詮…(上記)。

・「何かさ 誰のことも許せる気がしてきたんだよね。 どうせ 先なんて 白い箱 なんだからさ」
 → 周りへの感謝の材料を見つけていると、不機嫌の材料にあまりフォーカスしなくなるので、毎日の生活の中で感謝を楽しもう。

 なお、あらすじ に関しては ネタバレになっちゃうので、以下出版社のコピペ に留めます。 

78歳の忍おしハナは、60代までは身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身より外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる――。人生100年時代の大ベストセラー痛快「終活」小説!


いいなと思ったら応援しよう!