年間休日、即答できますか?
突然ですが質問です。
あなたの会社の年間休日日数は何日でしょうか?
当ノートをご覧になっているあなたは、即答できますよね?
労働時間制度(週休2日制、1か月単位変形、1年単位変形)などによって異なりますが、1日8時間労働であれば年間最低105日程度の休日があるはずです。
週40時間をクリアするのに1日8時間労働なら、週に働けるのは5日
8時間 × 5日 = 40時間 ということですね
週5日働くということは、逆に言えば週2日休みが必要です。難しい計算ではありませんね。1年間は、52.14週。
52.14 × 2日(休み) ≒ 105日(年間休日)となります。
これよりも少ない休日日数であるなら、1日の労働時間が8時間より短いのかもしれません。
これより多い休日日数であれば、祝日がお休みであるとか、夏季休暇や年末年始の休日が、105日のほかにあるかもしれません。
さて、あなたの会社の現在の休日日数になっている理由、その根拠が第三者にしっかりと説明できますか?
意外と難しいです。「これまでそうだったから」という慣例で行われているケースが多いようです。
もし年間休日数が答えられなかった場合、まず年間休日日数をしっかり確認しましょう。
年間休日日数が分かれば、年間労働日数も分かります。
年間労働日数が分かれば、年間労働時間も分かります。
年間休日が把握できただけで、得られる情報が非常に多いのです。年間休日が、110日なら、年間労働日数は 265日(365日-110日=265日)
年間労働日数が、265日で、1日の労働時間が8時間なら、年間労働時間は2,120時間(265日×8時間=2,120時間)ということになります。
年間の休日日数を把握するだけで、年間労働日数、年間労働時間を把握できます。
今回は説明を割愛しますが、月平均労働日数、月平均労働時間も確認できます。
これらが分かってくると、自社が同業他社よりも、休日が多いのか少ないのか、労働時間が長いのか短いのかなどを確認することができます。
事務では、残業代の計算、欠勤控除の計算などをより正確に、しっかりと行うことができます。
もし、年間労働時間や月平均の労働時間が分かっていないときは、残業代の計算が間違っている可能性があります。
まずは年間休日日数をしっかり確認しましょう。労務管理上、メリットだらけです。しっかりした会社になります。
年間休日数が即答できないということは、ウラを返せば従業員にとっての関心事である休みをあまり気にしていないということΣ( ̄ロ ̄|||)
社長!従業員の方から聞かれた時に恥ずかしい思いをしないようにしましょう。
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