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バンクシーに学ぶSDGsとは?(SDGs日記)

2020年9月21日(月)、横浜で開催されていた「バンクシー展 天才か反逆者か (BANKSY GENIUS OR VANDAL?)」に行きました。

バンクシー(BANKSY)は、イギリスを中心に、世界中で活動する匿名の芸術家です。コロナ禍には、看護師の人形をヒーローのように掲げる子どもの絵が、話題になりました。医療従事者への感謝を表わした作品です。

「バンクシー展」では、作品を通してたくさんのSDGsに触れ、バンクシーからSDGsを学びました。「バンクシー展」は、写真撮影がOKになっていたので、私がスマートフォンで撮影した写真を掲載しながら、3つの作品を紹介していきたいと思います。写真がちょっと斜めになっていますが、ご了承ください。

森のないジャングル・ブック

「セーブ・オア・デリート(SAVE OR DELETE)」という作品では、「ジャングル・ブック」のキャラクターが、目隠しをされ、縄で縛られています。場所は森。木が伐採されて、荒れ果てています。2002年にグリーンピースとコラボした作品です。

人間の経済活動のために、世界中の森が切り取られている現代。本来、森は動物たちの生活の場だったのに・・・「セーブ・オア・デリート」の絵には、森林を救おう、自然を取り戻そうというメッセージが込められているのではないでしょうか。

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「セーブ・オア・デリート(SAVE OR DELETE)」

「セーブ・オア・デリート」の絵を、勝手にSDGsに関連付けてみた

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13:気候変動に具体的な対策を

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15:陸の豊かさも守ろう

クリスマスは、何の日か?

「Christ With Shopping Bags(キリスト・ウィズ・ショッピング・バッグズ)」は、バンクシーが、反消費主義を訴えた作品です。クリスマスは思いやりや感謝を伝える日だったのに、いつの間にかプレゼントを贈り合うだけに日になってしまいました。

十字架にかけられたイエス・キリストの手には、過剰に包装されたたくさんのプレゼントが。グレーの背景とピンクのリボンの対比に目を奪われ、日々の暮らしに愚かさを感じました。

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「キリスト・ウィズ・ショッピング・バッグズ」

「キリスト・ウィズ・ショッピング・バッグズ」を勝手にSDGsに関連付けてみた

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12:つくる責任 つかう責任

アメリカの富の象徴と、戦争の犠牲者

とても残酷な作品「ナパーム弾(Napalm)」に、一瞬、目を伏せました。富の象徴、資本主義の象徴として描かれているミッキーマウスと、ドナルド。二人の間には、ベトナム戦争でナパーム弾から逃げ惑う少女が描かれています。

ミッキーとドナルドの表情からは、この少女を救おうとしているのかどうかも読み取れません。とても恐ろしい作品です。「バンクシー展」の音声ガイドによると、バンクシーは「この世で最大の罪を犯しているのは、ルールを破る人ではなく、ルールを守る人だ」と考えているそうです。自分で考えることを放棄して、大衆に流されるのは、愚かです。

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「ナパーム弾」

「ナパーム弾」を勝手にSDGsに関連付けてみた

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10:人や国の不平等をなくそう

バンクシーの絵からメッセージを受け取ろう

「バンクシー展」では、上記の他に70点以上の作品が展示されていました。バンクシーの作品は、どれも社会問題を鋭く指摘しています。ときにはユニークに、ときには残酷に・・・絵や版画という「芸術作品」を通して、私たちにたくさんのメッセージを発信しています。

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「Donut Strawberry」

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「ケイト・モス」

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「風船と少女」

この日は連休中だったこともあり大混雑だったのですが、特に10代~20代の若い人が多かったのが印象的でした。彼らはイヤホンから流れる音声ガイドに耳を傾け、作品のひとつひとつに足を止め、熱心に写真を撮っていました。

バンクシー展を通して、社会問題に目を向け、SDGsについて考えることができました。

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