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銭湯(美人の湯)で、SDGsを考えてみた(SDGs)
自宅のお風呂が壊れ、ユニットバス総入れ替えという大掛かりな工事の間、銭湯生活を送っていました。
大学生のころ、神奈川県の大船で、お風呂のない小さいアパートに住んでいたときは、毎日銭湯でした。銭湯のおばあちゃんと仲良くなって、お孫さんの家庭教師をしていたっけな・・・懐かしい。それ以来の銭湯通い。なかなか、貴重な体験でした。
近所の「鳩の湯」で炭酸泉に入りながら、銭湯のSDGsについて考えてみました。
ボランティアとは違う!ビジネスで社会課題を解決するとは?
SDGsの目標達成に対して取り組むことは、ボランティアとは異なります。無償の愛ではなく、「ビジネスで社会課題を解決する」ことが大事です。ビジネスであれば、持続可能な取り組みになる可能性が高いからです。
銭湯は、健康につながる?
自宅のお風呂と、銭湯のお風呂。
どこが違うか?
まず広さ。私の家のお風呂は狭いので(涙)、足を伸ばすことはできません。銭湯なら、手足を伸ばして、ストレッチもできます。「うーーー気持ちいい~~~」と感じるだけでも、ストレス解消!
東京都国立市にある「鳩の湯」では、富士山と桜の絵を見上げながら、ゆっくりお湯につかれます。どんなに長時間、お風呂に入っていても、「母さん、まだ?」と急かされることもありません(笑)
「すべての人に健康と福祉を」を実感できます。
銭湯によりますが、さまざまな種類のお風呂が設置されていることも。私が通った「鳩の湯」では、炭酸の湯、シルキーバス、ジェットバスなどがありました。薬草のお風呂、電気風呂、超音波風呂など、銭湯ごとにいろんな工夫があり、私たちの健康維持を促進してくれる銭湯。
銭湯って「ビジネスで社会課題を解決する」を実践しているな~と思いました。
地下水をくみ上げた軟水は、美人の湯
大好きな「鳩の湯」。調べてみたら、銭湯のお湯は、地下水をくみ上げているそうです。
鳩の湯
http://hatonoyu.jp/aboutus.html
地下100mから汲み上げた地下水を軟水化させています。「美人の湯」といわれるナトリウム温泉に近いイオンバランスで、肌の新陳代謝を活発にし、体がよく温まり、高齢者の肌荒れ防止に有効である事が確認済みです。(1999年41回老年社会学会にて報告)
これって、「6:安全な水とトイレを世界中に」を実践しているということにつながりますよね。
他にも、銭湯で「今、やっていること」「今のビジネスそのもの」が、「これって、SDGsの目標達成に向けた取り組みじゃん」と直結することがたくさん見つかると思います。(インサイドアウトという考え方)
SDGsをフレームワークに使って、新しいビジネスの可能性
SDGsには、17の目標があります。これらの社会課題を並べ「この課題だったら、銭湯で解決できるかも」と、考えていくことが次のステップかな~と思います。
例えば、「1:貧困をなくそう」に対して、銭湯でできることはないかな?と考えてみる。例えばですが、特定の層のお客様だけ、割引価格で入れる日や時間帯を設定してみるとか?
例えば、イレズミが入ったお客様(外国人の方も多いですよね)が、ゆっくり入れる曜日や時間帯を設定してみるとか? これは「10:人や国の不平等をなくそう」につながりますね。
SDGsの17の目標を、「たいへんな目標だ」と遠ざけて考えてしまうのでは、もったいないです。
「お、便利なツール。フレームワークとして活用しちゃおう」と考えてみましょう。社員同士、スタッフ同士でちょっとしたディスカッションをするだけでも、新しいビジネスの可能性が見つかるかもしれません。
私も、銭湯について、もっと時間を書けて考えてみたいなと思います。
最後に、東京の銭湯を集めた「東京銭湯」のリンクを貼っておきます。いろんなコンテンツがあって楽しそう!