【ソチ冬季五輪とロシア】
8年前、ソチ冬季五輪を政治利用したロシアをずっと福田充研究室が批判していた頃。チェチェンを弾圧したロシアが機関銃と監視カメラで抑圧した平和のもとで開催したソチ冬季五輪。日本政府は批判もせず無条件で参加して、あのときもロシアの人権弾圧やプロパガンダに加担したのではないか。歴史は進歩などせず繰り返している。
「お祭りに水を差すな」「スポーツ、アスリートに罪はない」という言葉でいつもやり過ごされる「見て見ぬふりする外交」。政府もメディアも一体となって「感動をありがとう」と消費して、結果として強権国家、権威主義国家の弾圧や虐殺の事実を浄化することに加担する。日本政府や日本人のこんな姿勢のどこに正義があるのだろうか。