公開まであと16日。
広瀬圭祐編
2回目の本日は、旅館めぶきの番頭・廣瀬役の広瀬圭祐(ひろせけいすけ)さんをご紹介。
広瀬さんの魅力は”顔面密度の濃さ”
面長の顔に余白がないほどパーツと毛をぎゅうぎゅうに敷き詰めたような印象的なお顔。
画面にいるとつい目がいってしまうほどの顔のうるささです(褒めてる)。
上田の大好物な”どこか哀愁の漂う情けないヒゲのおじさん”。
そんな風に見えますが、実際は今年で34歳。監督の上田や主演の数人よりも年下です。
これからどんどん顔に年齢が追いついてきて、より一層味が出そう。
広瀬さんは”ど”が付く真面目です。
いつも人の目をまっすぐに、食い入るように見つめて話を聞いています。
どんな言葉も真剣に受け止めるし、現場でも入り時間より早く入って他の人の芝居を見ていたり。
年下のキャストにも腰が低く、謙虚で優しい。
関西に住んでいた田上役の耀介を1ヶ月くらい自分の家に居候させてあげたり、鬼塚役の三郎が酔って大変なことにならないようにお世話をしたり。
責任感が強く、人との関わりを大切にしているけど、どこか抜けているので頼りになり切らなかったり。笑
以前、私が「広瀬さんはポンコツなとこがあるからなー」と言っていたら、後日の飲み会で「ふくださんにポンコツと言ってもらえて嬉しかった」とわざわざ伝えてくれて笑ってしまいました。
本作ではそんな広瀬さんの人柄がすごく反映された役になっています。
情に厚く、不器用で頼りにはならないけど、側にいるとホッとする。
そんな広瀬さんであり、廣瀬であり。ぜひ劇場で人間力と顔面力をお楽しみください。
映画「スペシャルアクターズ」公開まであと16日。
明日は鬼塚役の宮島三郎さんを紹介します。