いよいよ本日公開。
大澤数人編
最終回の本日は、緊張すると気絶してしまう役者・大野和人役の大澤数人(おおさわかずと)さんをご紹介。
数人の魅力は”全部”
35年間、一体どこに隠れて生息していたのか不思議でしょうがありません。
書類選考の段階で、数人は”ふくだ枠”(私が会いたいと思って選考通過した人)でした。
今でもはっきり覚えています。
よくわからない草むらで佇んでいる宣材写真の数人を。
真っ直ぐな眼差しでこちらを向き、猫背で、微妙に長い手がちょっと余っている感じ。
「うわー、気になるー」と思わず声に出てしまいました。
もう本当に、”気になる”意外の言葉で表現できない謎の感情。
めちゃめちゃ美男子でもないし、ブスでもない。けどなんか異様に気になる。
他の方の書類を見ていても、そばにおいている数人が気になって、ちょいちょい数人の書類をまた手に取ってしまう。
「私の作品で活きる人ではないかもしれないけど、上田の作品なら主人公になりえそうだな」と思ったのを覚えています。
実際に会った数人は、もう”気になる”の塊でした。
今までどこでどうやって生きてきたのか。どうして今まで誰にも見つかってこなかったのか。
生活に支障が出そうなほど、擦れていない。
ずっと何か不思議な力に守られていたのではないかと思うほど、ピュア。
通常どんな人でも、だいたい「こういうタイプ」という分類わけが出来ると思うのですが、数人は出来ない。
数人以外の数人に私は出会ったことがない。
女将役の理奈が「数人さんは数人さんという生き物」と言っていたが、まさにその通りだと思う。
数人の異様な空気感は他のオーディション参加者も感じていたようでした。
数人が役として入ってくるだけで笑いがおこる。数人が次に何をするかを息を飲んで待ってしまう。数人の一挙手一投足を目で追わずにはいられない。
数人をもっと見たい。そう強く思わせるものが間違いなくありました。
劇中の和人の説得力は、数人以外には出せないと思います。
誰もが心配して応援したくなってしまう。傷つけたくない。守ってあげたいと思わされてしまう。
そんな数人だからこそ、本作の主役の和人の愛おしさが増しているのだと思います。
ぜひ、劇場で数人演じる和人を見守り、一緒にハラハラドキドキして下さい。
映画「スペシャルアクターズ」いよいよ本日公開です!
みなさま、ぜひ劇場で愛らしいキャラクターたちに出会ってください!
スクリーンで彼らがお待ちしております!
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