見出し画像

青春のグループライン

なんか恥ずかしい題名だわ(;・∀・)
でも、そんな感じかなーと。

昔、外国旅行で会った人たちとのグループラインができており、そこに入っている。昔というのは32年前かな。

そんな人たちと今でも連絡が通じてるってビックリするよね。全員日本人。俺を含めて男性4人。上下2歳以内の差。

日本人は同世代の男同士、女同士で群れる習性があることを感じさせる。

Aさんは2歳上。就職した建設会社を3年で辞めて、この旅行に来た。

横浜港からロシア(当時はソ連)までの船と、その後のヨーロッパまでのシベリア鉄道で一緒だった。

モスクワでいったん別れ、チェコのプラハで会う約束をしていた。そこで数日一緒に過ごしてから別れ、もう会う約束はしてなかったんだけど、その後、向こうは俺を探し回ったらしい。

当時は携帯もメールもない。

たがいに、だいたいの旅行の予定は話してたから、彼はローマの日本大使館に、〇日にどこどこで会えないかと俺あての手紙を出した。旅行者は、日本からの手紙は大使館あてでもらうから、かならず立ち寄る。

俺はそんなの知らず、手紙も受け取っていなかった。しかし、俺がローマの日本大使館に行ったとき、彼は俺に会おうとそこに何日か滞在してて、もう諦めようとしてた瞬間に、ローマの日本大使館そばの道でばったり会ったのだった。

広いヨーロッパで偶然会うってどんな確率?と思えてしまうけど、じつは旅行者の行く場所ってけっこう限られてて、みんな同じような場所を回ってるんだよね。バックパッカーが泊まる宿も(国にもよるけど)ある程度は限定される。数ヵ月程度のバックパッカーだと、行き先を自由に決めているようでいて、じつはそんなもんだ。今はairbnbが登場して発達したことで、もうちょい多様化してるかもね。

ここから先は

1,012字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?